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2024.09.02 (MON)

  • スポーツ健康科学部

桜順会役員観戦記①「フットサル部の大会観戦記」

 台風10号がようやく九州から四国へと移動し、大阪を避けるように紀伊半島の南の海上を進んでいるさなか、830日から91日の日程で大阪の南の方にある岸和田市総合体育館で全日本大学フットサル大会が開催されました。実は前日まで福岡に出張していたため、順天堂大学フットサル部ガジル/jfcの試合結果を大会ホームページでやきもきしながら確認し、前日の準決勝で今大会優勝した大阪成蹊大学に惜しくもPK戦で敗れたものの、3位決定戦が行われるとのことで、初めてフットサルの試合観戦に行ってきました。体育館に到着すると、ちょうど本日の控えに回った選手たちが並んで試合に出る選手たちを出迎えているところに遭遇し、選手たちも皆からエネルギーを注入されて試合会場に入って行きました。

 観客席に上がってみると、すでに10人以上のご家族が、まるで推しのコンサートに来られているかのように背番号と名前が入った50cmほど幅のある大きなうちわを持って、ゴール上の第1列に陣取っておられました(そこに加われない男性のご家族は上の方や端っこの方で、時々ガッツポーズを交えて静かに応援されていました)。台風が紀伊半島の南を北上してくるということで、決勝戦が隣のピッチで同時に行われることになり、4つの大学の応援や声援が体育館中に響き渡る中、力強いお母様方の黄色い声援は隣の地元大阪の大学の応援にも引けを取らない状態でした。

 試合は、いきなり開始30秒ほどで陣形が整わないうちに相手に先制点を許してしまうという展開で、その後5分ぐらいはなかなか相手のディフェンスを崩せず、得点が動かないままでしたが、5分を過ぎたころからパスも距離感が合ってきたのか立て続けにゴールでき、「楽勝なのかな」と思っていると相手に立て続けにゴールを決められて、前半は4-31点リードで終えました。フットサルは56秒もあれば攻守が交代し、チームの力が拮抗していると、ほんのちょっとしたミス(チャージが甘かったり、タイミングが遅れたり、など)で数分の間に23点ぐらい入ってしまうこともあるとのことで(トレーナーの工藤さんにお聴きしました)、セーフティーリードなど無いとのことでした。

 選手たちは自軍がゴールラインやサイドラインから攻撃するタイミングで、ベンチにいた選手が着ているタンクトップを渡して、多いと4人のフィールドプレーヤーがスッと交代し、さっと40m×20mのピッチに散らばっていきます。その手際の良さとピッチに入ってすぐに自分の役割を果たしていく選手たちの臨機応変で激しい動きに感心しながら観ていると、前後半の20分ずつなどあっという間に過ぎてしまいましたが、何せ目まぐるしく攻守が入れ替わる展開なので、3点リードして迎えた後半の残り5分は長く感じられました。相手の長崎大学は攻撃参加型のキーパーとセービングのうまいキーパーを小刻みに交代させながら戦い、順大が守る側のピッチでの攻防が続きました。しかし、順大のディフェンスは崩されることなく、キーパーもゴールを守りきり、結果だけ見れば7-3の圧勝ではありましたが、手に汗握る好ゲームでした。皆さんも、機会があればフットサル部ガジル/jfcの応援に是非行ってみてください。

 今回、勝手に応援に行ったにもかかわらず、どなたからも不審者扱いされず、「桜順会の者です」と言うと、学生さんは質問にもお答えくださいました。本当に感謝いたします。

 

桜順会役員 中谷勝利

 

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