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2024.09.11 (WED)
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- 保健看護学部
【海外研修】アメリカ合衆国(パサディナ市)への海外研修
保健看護学部では、昨年度に引き続き8月18日から9月2日にかけて計16日間、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパサディナ市にて英語研修を実施いたしました。この研修には、合計18名(2年生9名、1年生9名)の学生が参加しました。
参加学生は、午前中に集中的に英語の授業を受け、午後は市街に出て実践的に英語を使用する研修を行いました。
リトルトウキョウにあるJapanese American National Museumでは、日系アメリカ人の歴史や日系人であるがゆえに受けた差別についての講義を聴き、参加学生は「日系移民の話は少しは聞いたことがあったが、日本人がこのような厳しい状況に置かれたことがあったことを今まで知らなかった。もっと深く学びたいと思った。」と、先人達がこれまで築いてきたアメリカでの信頼やその背景にある重要な史実についての学びを深めました。


アメリカの医療福祉事情を学ぶ機会として、Cedars-Sinai Medicaler およびNikkei Senior Gardens の見学を行いました。Cedars-Sinai Medical Centerは本学部小池道明学部長が以前留学されていた病院で、アメリカ西海岸においてトップクラスの医療設備・規模を誇っています。この訪問は小池学部長のご尽力により実現したことは言うまでもありません。副看護部長より看護ケア体制や病院経営などのアメリカの医療事情について説明を受け、実際の病棟を見学させていただき有意義な時間となりました。また院内の見学に際し、現在留学中である順天堂医院循環器内科所属の須田将吉先生から手厚いサポートを頂きました。職種こそ異なりますが、順天堂大学から留学している先生のお話を伺うことは、参加学生にとって将来の自身の姿を間近に感じる機会になりました。
また、Nikkei Senior Gardensでは、入居者の方々との交流や看護師の方へのインタビューを通じて、アメリカの介護福祉事情を学びました。入居者の皆さんはご高齢の方が多く、日本人大学生の訪問を心待ちにしておられ、大歓迎をしてくださいました。
最終日には、日本とZoomで繋ぎ英語による研修成果発表会を保護者の皆様と教職員が視聴する形で開催しました。発表会では、Personal Presentationsと4つのテーマ(①日系アメリカ人の歴史と文化について②パサディナとロサンゼルスの街並みから感じた健康問題への取り組みについて③アメリカにおけるスポーツ文化について④アメリカの医療機関および高齢者福祉施設について)からなるGroup Presentationsを行いました。英語力向上は言うまでもなく、積極性や学びの姿勢の変化など、参加学生の成長が感じられる16日間になりました。
今回の語学研修で訪れたパサディナ市は、保健看護学部がある三島市と姉妹都市であり、両市の交流を長く支えてくださっている、日系3世のブライアン・タケダ氏と三島市国際交流室のご尽力により実現しました。
◆ブライアン・タケダ氏
https://www.la.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/JokunCeremony_Takeda_2021f.html
また、今回の研修実施に際し、ブライアン・タケダ氏のご紹介により、カリフォルニア大学リバーサイド校の学生であるジュリアン氏とパサディナ・シティ・カレッジのアンドリュー氏からも多大なるサポートをいただきました。心より御礼申し上げます。


