Twitter
学校法人順天堂@juntendo1838
スポーツ健康科学部@juntendo_sakura
医療看護学部@juntendo_nurse
理学療法学科@Juntendo_PT
練馬病院@juntendo_nerima
LINE
学校法人順天堂@juntendo
スポーツ健康科学部@juntendo.sakura
Instagram
スポーツ健康科学部juntendo_sakura
理学療法学科juntendo_pt
順天堂NEWSJuntendo News
順天堂大学NEWSUs NEWS
研究活動Research activities
順天堂大学医学部附属病院NEWSHospitals NEWS
NEWS
2019.08.20 ()
研究ニュース研究戦略推進センターお知らせ大学・大学院

MDAndersonがんセンターとの共同研究に基づく総説が米国血液学会誌Bloodに掲載されました。

血液学分野のトップジャーナルである米国血液学会誌「Blood」に、本学大学院医学研究科・次世代血液検査医学講座の田部陽子特任教授が、姉妹協定校である米国MD Anderson がんセンターのMarina Konopleva教授らとともに執筆した総説「新たな白血病分子標的としてのアミノ酸代謝」が掲載されました。

≪論文情報≫
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31416801
タイトル:Amino Acid Metabolism in Hematologic Malignancies and the Era of Targeted Therapy
doi: 10.1182/blood.2019001034.
著者:Yoko Tabe, Philip L. Lorenzi, Marina Konopleva

田部陽子先生

大学院医学研究科 次世代血液検査医学講座
田部陽子 特任教授
次世代血液検査医学講座 田部陽子 特任教授のコメント

がん細胞は、活発な増殖や生存のために必要なエネルギーを正常細胞とは異なる代謝メカニズムで産生しています。タンパク質の合成やエネルギー産生に用いられるアミノ酸は、細胞の代謝に重要な役割を果たします。最近の研究の中で、白血病細胞などのがん細胞が、外部から取り込んだアミノ酸に依存して生き延びる場合があることがわかってきました。一方、正常細胞は、がん細胞に比べてアミノ酸の必要量が少なく、かつ細胞自身で合成することができます。このため、アミノ酸の取り込みや異化を標的とした代謝阻害治療は、正常細胞を傷つけることなくがん細胞だけに効果を発揮します。この総説では、アミノ酸の代謝阻害を新たな標的治療として位置づけることを提案しています。
本総説は、本学とMD Anderson がんセンターとの姉妹協定下で推進している白血病の代謝に関する共同研究の中で、Nature Medicine誌(2018年)*1、Scientific Report誌(2018年)*2、Cancer Research誌(2017年)などに報告してきた一連の研究成果に基づいて執筆したものです。よりよい治療の実現を目指す第一線のがん研究者の一助となる情報を提供できれば、と願っています。

*1 2018年6月19日プレスリリース「がん細胞のエネルギーを枯渇させる抗がん剤の発見 ~ミトコンドリア呼吸を標的にした新規がん治療法の可能性~」
*2 2018年11月21日プレスリリース「アボカド由来の成分が抗がん剤の効果を高めることを発見~抗がん剤投与量が制限されがちな高齢患者に副作用の少ない新規白血病治療法の可能性~」