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2021.06.03 ()
プレスリリース附属病院お知らせ附属病院

順天堂越谷病院で「パーキンソン病患者さんのためのダンス教室」を開催

パーキンソン病患者患者さんのためのダンス教室

順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 脳神経内科(埼玉県越谷市:院長 鈴木利人、科長 頼高朝子)は、2021年5月17日、「パーキンソン病患者さんのためのダンス教室」を開催しました。パーキンソン病は安静よりも体を動かすことが大切なことから、同科では患者さんが楽しく体を動かす場を提供する目的で、「Dance for PD®」(※) を取り入れたスターダンサーズ・バレエ団(東京都港区:総監督 小山久美)の協力のもと、2019年11月からダンス教室を実施しています。
新型コロナウイルス感染症の影響で昨年より開催を見合わせていましたが、今回定員数を大幅に削減し、約1年ぶりの開催となりました。当日は6名の患者さんが参加し、ピアノの生演奏に合わせて講師と共に体を動かしました。

(※) Dance for PD®…米国のマーク・モリス・ダンス・グループがオリー・ウェストハイマー(ブルックリンパーキンソン病患者の会)と協働で考案したダンスプログラム。ダンスを通じて、バランス、認知能力、運動能力、うつなどパーキンソン病の顕著な症状に対処するのと同時に、参加者がダンスの楽しみを体験できるようにデザインされている。(参照: https://madmimi.com/p/bcc63d)
<実施概要>
日 時 :2021年5月17日(月)15:45~16:45
場 所 :順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院(〒343-0032 埼玉県越谷市袋山560番地)1階集会ホール
参加人数 :6名
講 師 :スターダンサーズ・バレエ団
主 催 :順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 脳神経内科(科長:頼高朝子)

<特徴>
  1. パーキンソン病患者のためのダンスプログラム「Dance for PD®」を取り入れた内容で、手足・首が震える、手足がこわばる等の運動症状のある患者さんでも取り組みやすい内容です。
  2.  「Dance for PD®」を取り入れたダンス教室は、国内では開催事例がまだ少なく、特に、医療機関で実施しているのは順天堂越谷病院のみとなります。
  3. 自身もバレエの経験を持つ脳神経内科 頼高朝子教授が指導者向けのワークショップに参加し、Dance for PD®の認定資格を取得した上で主催しています。

パーキンソン病患者患者さんのためのダンス教室

前半は椅子や車いすに座ったままでできる動きで組み立てられている。

パーキンソン病患者患者さんのためのダンス教室

後半は、各自の状況に合わせて立ち上がり、歩いたり簡単なステップを踏む動きが取り入れられている。
脳神経内科 頼高 朝子 教授のコメント
パーキンソン病を患う患者さんが薬剤等の治療にあたりながら生活をする上で、バランスの良い食事、適切量の水分摂取、毎日継続して体を動かすことが大切です。この教室では音楽に合わせて体を動かすことで、単調になりがちな動きに楽しく取り組むことができるほか、身体が曲がってしまうことを防ぐために体幹を鍛えるような動きを取り入れています。この教室を通して患者さんに体を動かす楽しさを実感していただき、日々の生活の中でも運動を継続していただきたいと思っています。

頼高朝子教授

頼高 朝子 教授
スターダンサーズ・バレエ団の講師のコメント
回を重ねながら患者さんの動きや表現が豊かになっていくのを目の当たりにしてきました。ダンスの指導をするときは、生き物の動きに例えたり情景を取り入れたりしながら、患者さんがイメージしやすい言葉を使うように心がけています。レッスンを終えられた患者さんが笑顔で帰っていく姿にやりがいを感じています。
参加した患者さんの感想
  • 普段は自宅で運動していますが、ダンス教室で仲間と一緒に体を動かすと気分が変わります。
  • 海の中の生き物を表現したりフィギュアスケートのように踊ることで想像力が刺激されます。
  • 季節に合わせていろんな曲を演奏してくださるので毎回とても楽しいです。今後も続けていきたいです。

足を伸ばす動作

座った状態で足を伸ばし可動範囲を広げていく。

パーキンソン病患者患者さんのためのダンス教室

手や足で拍子を取りながらリズム感覚をつける。

パーキンソン病患者患者さんのためのダンス教室

椅子に掴まりながら立ち上がって動く。

ピアノ演奏

参加者はピアノの演奏に合わせて体を動かす。
順天堂越谷病院では、今後の新型コロナウイルスの感染状況を鑑みつつ、月1回のペースでダンス教室を開催していく予定です。