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2021.11.22 (MON)

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医学部生向け感染症専門教育プログラム用LINE Bot「Infection Buster」を公開

順天堂大学(学長:新井 一)医学部総合診療科学講座の内藤俊夫教授と森博威准教授らは、医学部生や医師に向けた感染症の知識向上、更なる教育の充実を目的とした教育プログラム「Infection Buster」(https://juntendo-infectionbuster.com/)を開発し公開しましたのでお知らせします。このプログラムは、将来感染症の治療に従事する可能性のある医学部生や医師であれば誰でも使用できるようLINE Botとして開発しております。

Infection Buster

開発の背景

新型コロナウイルス感染症の流行・拡大が社会に大きな影響を与えており、生活様式や働き方、医療等において様々な変化をもたらしています。特に医療の観点からは、感染症に対する正確な知識の習得や感染症医療人材の養成が急務となっています。医学部学生、研修医や医師に対する感染症医学教育は様々な取り組みや工夫がなされていますが、未だ十分ではありません。国内の感染症蔓延やインバウンド感染症など、今後も感染症への関心と知識は必要になると考えられます。
そこで、順天堂大学医学部総合診療科学講座は医学部学生や医師に向けて感染症の新しい教育方法を提供するとともに、感染症治療や感染対策に対する知識向上を目的とした「Infection Buster」を開発しました。

「Infection Buster」の特徴

①1日1問 LINEで出来る
LINEのトーク画面から1日1問ずつ、問題を解くことができます。問題を解いたあとは回答が表示され、回答の説明もあるため普段使用しているLINEで手軽に学習が可能です。

②自分の学習履歴や学習結果、成績がわかる
LINEでこれまでの学習履歴や成績一覧を見ることができます。正答数および学習進捗が確認でき、学習意欲が出るように工夫してあります。

③問題を解くだけでなく、最新情報の入手も可能
感染症に関する最新情報を順天堂大学医学部総合診療科学講座よりLINEでお届けします。臨床に役立つ最新の知識と情報を得ることが出来ます。

総合診療科学講座 内藤俊夫教授のコメント

順天堂大学医学部総合診療科学講座では、感染症に関する高度な知識を身に付け、その特性等を踏まえた診療を行える医療人材の養成を目的として医学部生や看護学生、医師や看護師等の医療従事者を対象に、感染制御に関する教育プログラムの構築と進めています。
今回はオンラインでの新たな取り組みとして、LINEを活用した感染症教育のプログラムを開発しました。今後の感染症診療の発展のため医学部学生をはじめ医療従事者にとって有効な教育ツールを提供いたします。

画面イメージ

■本プログラムの意義
LINE Botを用いて感染症に対する知識向上、教育の向上を目的とした新しいタイプの教育プログラムです。

■対象
医学部学生・医師
LINEアプリで友だち追加をした方のみを対象としています。

■参加方法について
LINEアプリをダウンロードした後、「Infection Buster」を友だち追加するとご参加いただけます。

■特記事項
本プログラムは教育を目的に開発したものであり、それ以外の目的の使用を意図していません。

■プライバシーと安全性について
収集されたデータは、個人の特定に結びつく情報を一切持たないため、万が一漏洩しても個人の権利や財産の損害に結びつくことはありません。プログラムへの参加は自由意志によるものですので、いつでもプログラムの参加を中止することができます。参加にあたり、利害および費用の負担は一切発生しません。
■データの扱いについて
参加によって得られた学習結果、および収集されたデータ(個人の特定に結びつく情報を除く)は、今後の教育に役立てるため、学会発表や学術雑誌などに公表されることがあります。また、このプログラムのために集めたデータ(個人の特定に結びつく情報を除く)を別の研究または開発に利用する場合があります(今はまだ計画・予想されていないものの、将来、非常に重要な検討が必要となる場合)。プログラムから生じる知的財産権は、順天堂大学に帰属します。