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2022.03.10 ()
プレスリリース大学・大学院NEWS医学部

経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に二年連続採択

順天堂大学医学部人体病理病態学講座 小倉加奈子先任准教授の「おしゃべり病理医のMEdit Lab -医学にまつわるコトバ・カラダ・ココロワーク」公開!
 

順天堂大学医学部人体病理病態学講座(順天堂大学医学部附属練馬病院 病理診断科) 小倉加奈子先任准教授は、編集工学研究所と協力し、中高校生~一般向けの医学をめぐるSTEAM教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を提案し、経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に二年連続で採択され、今年度製作の新教材が2022年3月1日に「STEAMライブラリー」サイトより公開となりました。
今後は、本学アドミッションセンターの支援のもと、高大産学連携の一環として事業を継続していく予定です。

■内容

経済産業省は、2018年度より「未来の教室」事業を進めており、昨年度ICTで活用できる動画教材を無料で公開する「STEAMライブラリー」を立ち上げました。
順天堂大学医学部人体病理病態学講座 小倉加奈子先任准教授は、編集工学研究所と協力し、中高校生~一般向けの医学をめぐるSTEAM教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を提案し、医学や医療現場のテーマを中心に扱ったコンテンツとして、唯一採択されました。昨年公開した教材の魅力や実際の活用方法を提供する動画教材はすでに「STEAMライブラリー」サイトに公開され、今年度開発の新教材も2022年3月1日に同サイトより公開されており、自由に閲覧、ダウンロード可能となっています。

画像1

9つの動画のサムネイルをはじめ、中高生が興味関心を引く工夫が随所になされています。
今年度提案する新規教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab –医学にまつわるコトバ・カラダ・ココロワーク」は、3つのテーマに分けた対談型の動画教材で、本学小児外科、山髙篤行教授、泌尿器科、堀江重郎教授、本学医学部1年で元ラグビー日本代表の福岡堅樹さん、精神科医の星野概念先生が、それぞれのテーマについて小倉先任准教授とともに語り合い、ユニークなワークを通して、医学のプロフェッショナリズムを学ぶ内容となっています。全人的医療に携わる力のある医療人を育てるため、そして医療に限らず様々な分野で活躍できるよう、豊かな想像力と発想力を育むための「学び方を学ぶ」教材です。

■メッセージ
順天堂大学医学部人体病理学講座(練馬病院 病理診断科) 小倉加奈子 先任准教授

医学は医学部で学ぶ高度に専門的な学問だ、という意識が強すぎるせいか、中等教育において医学を扱う試みはほとんどありません。しかし、医療の在り方も、その土台となる医学の将来像も、社会の変化に伴って変わっていくものです。これからの時代は、医学や医療を歴史や文化など多様な視点から観察、評価し、変革していく“総合的な知の力”が必要です。
今回の教材は、外科医の手術に向けての準備、手術記事の書き方、インストラクションの方法、読書の方法、教養の深め方、情報の集め方、悩める人との対話の方法、自分自身との向き合い方など、医学のプロフェッショナルが実践している「方法」「プロセス」に着目し、そこからヒントを得ながら、学び方を学んでいく教材です。医学にとどまらず、どんな場面においても活用できる方法を体得できます。学びながら、新しい疑問や興味が湧いていく、“面白い話”と“想定外のワーク”からなり、医学に興味がない子ども達にも響く内容と構成の教材です。

■今後の展望

本教材は、この春、STEAMライブラリープラットフォーム上で公開となります。公開後は、全国、誰でも、どこでも活用できるプログラムとなります。また、来年度以降は、本学のアドミッションセンターの支援のもと、活用方法やワークの内容を共有できるよう、学内で教員が中高生向けのコミュニティを立ち上げるなど、高大産学連携の一環として継続していきたいと考えております。

※「未来の教室」STEAMライブラリー事業

【STEAMとは?】
STEAMは、Science, Technology, Engineering, Art(s), Mathematicsの頭文字をとった名称であり、 課題発見から課題解決まで、協働にも重きを置く、教科横断的な探究学習の意味で使われることが多いです(今回本学提案の教材は、MがMathematics(数学)ではなく、あえてMedicine(医学)と読み替えたところに特色があります)。
STEAMは、これからの世界を生きていく子ども達に必要な資質・能力を得る学び方 (創造・共創・共存) であり、 世界的に見られる、「学際的な研究活動・創造活動」を低年齢化させる教育改革の中心的な概念と言えます。 発祥の米国を始め、英国、中国、他アジア諸国等では、国の教育政策の軸にも据えられ始めています。 日本国内に目を移しても、新学習指導要領の中には共通する考え方が内包されています。

【何をどうやって学ぶのか?】  
「さまざまな“循環” がある学びであること」「その中心に “ワクワク” があること」を重視し、学び手の主体的な行動が展開されます。学び手の好奇心を多方向に広げ、当事者意識を育てていきます。