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2022.04.27 ()
プレスリリース大学・大学院

心臓病再発予防プログラムの構築と実践を目指したデジタルデバイスの共同研究を開始

~順天堂の「予防医療」に、ソニーとエムスリーの「デジタル技術」を融合~

■概要

順天堂大学大学院医学研究科 循環器内科学の土肥智貴 准教授は、ソニー株式会社(以下、 ソニー)およびエムスリー株式会社(以下、エムスリー)が実施した医療イノベーションアイデアコンテスト*で優秀賞を受賞しました。これを受け、ソニーとエムスリーの合弁会社である株式会社サプリム(以下、サプリム)の協力を得て、実用化に向けた本格研究を開始します。

図1

●「心血管疾患の再発予防最大化プロジェクトの構築」
デジタル技術を臨床の場に積極的に応用することで、患者さんのヘルスケアへの取り組みや予防意識の向上、及び心臓病再発率の低下が期待されています。
本研究は、心血管疾患の再発予防をデジタルデバイスを駆使して実現し再発率の低下を目指しています。

■背景

心臓リハビリテーション(心リハ)の定義は「心疾患患者の最適な身体的、心理的、社会的状態を回復および維持し、基礎にある動脈硬化の進行を抑制し、さらに罹病率と死亡率を低下させることを目指す多面的介入」とされ、長期予後改善効果があることが証明されています。急性心筋梗塞や狭心症の再発予防における心臓リハビリテーション(心リハ)の意義が増しています。
しかし、本邦での心リハ実施率はいまだ低い水準にとどまっており、その臨床効果は十分に供給できていません。さらにはCOVID-19の感染拡大予防対策による外出自粛は、食事や運動を含めた健全なライフスタイルの継続を困難とし、心血管疾患の進行、重症化が懸念されています。
このような環境下で、デジタルデバイスを駆使し患者さんの運動量やバイタルを遠隔モニタリングすることは、実臨床に有用であり、今後拡大するオンライン診療の重要な補助ツールになるとも考えられています。
今回、共同研究グループは双方向性コミュニケーションを重視し、医療とデジタル技術の適切な融合から生まれる相乗効果について、心臓病患者さんを対象に検証していきます。

■研究の内容

本研究は「ウェアラブルデバイスを駆使した双方向性心臓リハビリテーションプログラムの構築と実践」と題して、約50人の冠動脈疾患既往のある20歳以上の患者さんを対象とします。健康管理機能を搭載したスマートウォッチ型デバイスを使用し、身体活動量や心拍数だけでなく、1日の活動記録情報を収集し、心リハプログラムに双方向性且つリアルタイムに生かしていくための前向き研究を実施します。デバイス装着による患者さんの意識変容が期待される上、医療従事者による積極的なオンライン指導、ならびに遠隔サポートが、行動変容に繋がり、有酸素運動能および運動耐容能の増加を促すと考え検証していきます。

 <研究方法>
  • 研究対象者全員にスマートウォッチ型デバイスの装着
  • ①デバイス装着群(標準群)と②デバイス装着+オンライン指導介入群をランダムに設定します。(介入期間(デバイス装着期間):12週間)
  • 無作為化非盲検並行群間比較試験で、有酸素運動能および運動耐容能の変化、心臓リハビリテーション実施率、動脈硬化リスク(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、喫煙歴)の変化を比較し、患者さんの意識変容も副次的に評価していきます。

図2

■今後の展開

今回の研究は、心臓病を「治す」時代から「予防する」時代が到来し、予防の重要性が一層増してくるという考えに基づくものです。超高齢社会においては更なる社会保障費の増加が見込まれます。「予防する」ことで心臓病の発症や再発率が低下すれば、未来に向けた社会貢献にも繋がります。これからは、医療提供だけでなく、日常生活での運動や食事、睡眠などの更なる積極的ヘルスケアサポートが求められる「予防する」時代です。医療とデジタル技術を融合した心臓病予防のための有意義なシステム構築を目指します。