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2024.12.13 (FRI)
- 医療科学部
令和6年度 国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」
本学医療科学部臨床工学科 峰島 三千男 特任教授が委員長を務める透析排水管理ワーキンググループ:以下WG(一般社団法人日本透析医学会、公益社団法人日本透析医会、公益社団法人日本臨床工学技士会)が東京都下水道局と連名で申請した取り組み「下水道を守り、健康も守る透析へ」が、令和6年度国土交通大臣賞第17回循環のみち下水道賞アセットマネジメント部門賞を受賞しました。
「循環のみち下水道賞」は、健全な水循環、資源・エネルギー循環を生み出す21世紀の下水道のコンセプト「循環のみち下水道」に基づく優れた取組に対し、平成20年度に創設された国土交通大臣賞です。
峰島先生のコメント
平成29年末、都内透析医療機関から流出した排水によって下水道事業に支障を来す事態が発生して以来、東京都下水道局の指導の下、WGでは透析排水の適正管理に対する啓発活動を実施して参りました。7年近い歳月を要しましたが、本年7月に下水道法で定めるpH基準(酸性側)を都内23区すべての透析医療機関で満たす結果となり、これを機に東京都下水道局が本WGと連名で申請したものです。ここに至る経緯として、3団体会員施設のご尽力はもとより、透析装置メーカー、排水処理メーカー、薬剤メーカーの協力があったことは言うまでもありません。今回の受賞は官学民連携のたまものと考えております。
末尾になりますが、今後も安心・安全な透析医療が実施されますことを願ってやみません。