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2025.08.14 (THU)

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医学部一般教育研究室 植田准教授が2025年のFrontier of Science Awardを受賞

 医学部一般教育研究室(数学)の植田高寛准教授が2025年のFrontier of Science Awardを受賞しました。同賞は北京市人民政府主催の国際基礎科学大会(ICBS)において過去10年間に発表された3つの基礎科学分野(数学、理論物理学、理論計算科学・理論情報科学)の40分野における学術業績のうち、科学的価値と独創性が高く、当該分野に重要な影響を与えるとともに研究者から評価・受容されている成果に対して与えられるもので、植田准教授は物理学分野における「素粒子物理現象論」部門での受賞となりました。具体的にはベータ関数と呼ばれる素粒子間の相互作用の振る舞いを決定する基本関数を独自に開発した計算機プログラムを用いて世界最高精度で求めた業績が受賞対象となりました。

 なお、授賞式は中国の北京で7月13日から25日に開催された第3回国際基礎科学大会(ICBS)の初日にあたる7月13日に行われました。

医学部一般教育研究室 植田准教授 授賞式

授賞式(右から2番目が植田高寛准教授)    credit:ICBS

[関連リンク]
The 2025 Frontier of Science Award (ICBS)

[受賞対象となった業績]

論文題目: The five-loop beta function of Yang-Mills theory with fermions
論文誌: Journal of High Energy Physics (2017)
著者: Franz Herzog (University of Edinburgh)
Ben Ruijl (Ruijl Research Inc.)
Takahiro Ueda(Juntendo University)
Jos Vermaseren (Nikhef, Amsterdam)
Andreas Vogt (University of Liverpool)