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【卒業生の活躍】蔭山 和敬さん(2023年度修了) ブラインドマラソン選手を支える測定活動を実施しました!

TOP:2023年度卒蔭山さん

 

順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科を2024年3月に修了した 蔭山 和敬さん(現・千葉県立柏特別支援学校 教員)が、2025815日(金)、16日(土)にさくらキャンパスにおいて、日本ブラインドマラソン協会の強化指定選手やガイドランナーを対象とした測定活動を実施しました。

  

今回で4回目となる測定には、パラリンピックをはじめ国際大会で活躍する視覚障害アスリートやそのガイドランナーが参加し、InBodyDEXA、乳酸カーブ、酸素摂取量などの測定が行われました。選手の安全に十分配慮しながら、科学的データに基づくサポートを行うことで、選手の競技力向上と健康管理に役立てることを目的としています。

02:2023年度卒蔭山さん_トリミング済

選手に声をかけながら測定する様子

01:2023年度卒蔭山さん

データを確認する様子

  

蔭山さんは、学部時代は陸上競技部に所属し、ブラインドマラソンの強化合宿ではガイドランナーも務めました。陸上競技部の同期には、東京2025世界陸上男子マラソン日本代表に選出されたの近藤亮太選手(2021年卒・三菱重工)がいます。

学部3年次に町田ゼミナール(運動生理学)に所属したことをきっかけに研究をスタートさせ、大学院に進学しました。2023年度には「大学男子長距離選手における大腿骨疲労骨折の発症要因の検討」をテーマに修士論文を執筆され、日本体力医学会や日本陸上競技学会などで発表を重ねるなど、研究成果を積極的に発信してきました。並行して、ブラインドマラソン選手やガイドランナーのアスリート測定にも携わるようになりました。

  

大学院在籍中に特別支援学校の教員免許を取得した蔭山さんは、現在は教員として特別支援教育に携わるとともに、日本ブラインドマラソン協会の活動を継続しています。

大学・大学院での学びと実践を活かし、学校教育やアスリートの競技支援の現場で精力的に活動しています。

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