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2026.03.19 (THU)
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令和7年度女子美術大学卒業制作作品「佐藤志津・小川秀興賞」授与式を行いました

授与式に参列した両大学の関係者一同
3月18日(水)、順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスにおいて、令和7年度女子美術大学卒業制作作品「佐藤志津・小川秀興賞」授与式が執り行われました。
本学と女子美術大学の関係は、1900(明治33)年に初代校長 藤田文蔵、舎監兼幹事 横井玉子として創設された私立女子美術学校(現女子美術大学)が開設間もない1902(明治35)年に経営難に陥った際、順天堂の第三代堂主 佐藤進の夫人である佐藤志津が校主となり財政援助を行い女子美術学校の再建に尽力したことに端を発します。再建された女子美術学校にはその後佐藤進、佐藤達次郎が第3代、第4代校長となり女子美術学校の発展を支えます。一方、昭和19年に現順天堂大学医学部の前身である順天堂医学専門学校が女子美術専門学校の杉並校舎に設置され、昭和24年まで授業が続けられたこともあるなど、深い縁で結ばれています。
時を経て両校間の連携が薄れかけていた平成の時代、女子美術大学第十代目理事長 大村智(ノーベル生理学・医学賞受賞者)と本学第九代堂主/理事長 小川秀興とは、再度両校の関係を強固にするべく、学校法人女子美術大学と学校法人順天堂との間で、平成27年5月20日、連携・協力に関する基本協定を締結しました。
「佐藤志津・小川秀興賞」はこの協定に基づき、女子美術大学卒業制作作品の中から優れた作品を表彰するもので、受賞作品はヒーリングアートとして7号館に展示されています。
授与式では、女子美術大学の福下雄二 理事長及び順天堂の小川秀興 理事長からそれぞれ挨拶とお祝いの言葉がありました。その後、小川秀興 理事長から、受賞した柏木 素葉さん、佐野 蓮夏さん、市川 千尋さんに賞状の授与が行われ、3人からそれぞれの作品についての説明がありました。
順天堂大学と女子美術大学は、今後もますます連携・協力を深めながら、医学・美術分野の発展と社会に貢献する人材の育成に努めてまいります。

学校法人順天堂 小川秀興 理事長

学校法人女子美術大学 福下雄二 理事長

表彰された柏木 素葉さん

表彰された佐野 蓮夏さん

表彰された市川 千尋さん

柏木 素葉さん作品「きみとあの公園」

佐野 蓮夏さん作品「よまちのはな」

市川 千尋さん作品「雨上がり」
柏木 素葉さんコメント
作品名「きみとあの公園」
私の作品は公園をテーマをしています。
誰にでも一つや二つはあるであろう思い出の公園という空間にある「木」は、人々の思い出を長い時間見守っていると思います。この作品のモチーフも、私が小さい頃からよく行く公園の「木」であり、私自身もこの公園にとても思い入れがあります。
私は、4年間人の心に残る、また、人を温かくするということをテーマに作品に取り組んできましたので、今回このような賞をいただくことができ、大変ありがたく思っています。本日はありがとうございました。

佐野 蓮夏さんコメント
作品名「よまちのはな」
この作品は私の地元で行われている隅田川花火大会がモチーフとなっています。
私は作品作りの際、自分の記憶やルーツを大切にしています。卒業制作という集大成で、私が暮らしてきた地元の風景でもあり、目に焼き付いてきた詩のような風景を描きました。この作品を見た方が「懐かしい」という感覚を思い出すとともに、私自身の心情・風景と皆様の感覚が重なったらいいなと思います。
この度はこのような賞をいただきありがとうございます。

市川 千尋さんコメント
作品名「雨上がり」
私は日ごろから野鳥観察が好きで、公園や町中で野鳥の姿を追いかけています。
この「雨上がり」という作品は、ある日の午前中、公園で活発に活動するカルガモの様子を描きました。野鳥は私たちの日常のすぐそばにいながら、触れることのできない絶妙な距離感にいます。私は手の届かない存在だからこそ、その尊さや美しさに魅力を感じ、野鳥の生きる一瞬を描きたいと思いました。制作にあたって、どこかで見たかのような親近感と公園の優しい光、そして、その場の空気感を表現できるよう、色彩や絵の具の重なりにこだわりました。この作品を通して、皆様に日常にある小さな「癒し」を見つけていただけたらと思います。本日はありがとうございました。
