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2026.06.11 (THU)
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高校生の研究を大学へ接続 -高校生のアイデアを社会実装へ! 順天堂大が挑む「研究参画型」の新モデル-

研究構想プレゼンテーション後、波田野教授(中央右)および順天堂大学関係者と並ぶ矢尾海音さん(中央)
順天堂大学医学部は、International Youth Neuroscience Association(IYNA JAPAN)と連携して開催された研究アイデアコンテスト「Neuroinnovation Research Ideathon(NRI)」において、優れた成果を収めた高校生に対し「JU★STAR賞」を授与しました。
今回のNRIには全国各地から40名ほどの応募があり、予選・本選を経て選抜された8名の中から、広尾学園小石川高等学校の矢尾海音さん(高校2年生)が同賞を受賞しました。
このJU★STAR賞は、従来の表彰制度とは異なり、受賞者に対して本学医学部の研究プログラム「JU★STAR」への接続機会を提示する点に大きな特徴があります。研究提案を大学教員と議論しながら具体化していくことで、高校生の探究活動を実際の研究へと発展させていきます。
受賞対象となった提案は、パーキンソン病患者の生活の質(QOL)向上に着目し、神経科学的視点から新たなアプローチを提示した点が高く評価されました。矢尾さんは、「パーキンソン病患者さんの社会参加やウェルビーイングを支える手助けができればと思った」と想いを語っています。
受賞後、矢尾さんは改めて本学を訪れ、神経学教室講座(脳神経内科)の波田野琢教授らの研究グループに対し、研究構想のプレゼンテーションを実施しました。このプレゼンテーションを経て、同講座で展開されている関連研究において、アプリケーションの社会実装に向けた取り組みに参画する予定です。
波田野教授は、「高校生ならではの新しい視点からの提案であり、今後の研究発展が期待される」とコメントを寄せています。
【JU★STAR賞について】
JU★STAR賞は、高校生を大学研究に接続することを目的とした高大連携プログラム「JU★STAR(Juntendo University Scientific Training in Advanced Research)」の理念に基づき設計されました。
同プログラムは、高校生を大学研究室の一員として受け入れ、実験やデータ解析、考察、発表に至るまで、研究の全過程に関与させる点が特徴です。JU★STAR賞はその入口に位置づけられており、成果の完成度ではなく、将来的な研究の発展性を重視した評価を行います。
JU★STARは、小川尊資先任准教授(医学教育研究室)がディレクターを務めており、基礎医学講座からさらに研究分野を拡大していく予定です。より多くの高校との連携を進めながら、全国規模での展開を視野に入れています。
高校生を大学研究室に迎え入れるこの取り組みは、従来の高大連携教育をさらに一歩進めた「探究型・参加型」の新しいモデルです。医師・研究者の早期育成に向けた新たな試みとして、日本の医学界に貢献することを目指しています。
【参考情報】
IYNA JAPAN
International Youth Neuroscience Association(IYNA)の日本支部。中高生を中心に、神経科学分野の探究活動や国際交流、研究発表機会の提供。国内外の研究者・大学と連携しながら、次世代の神経科学人材の育成を目指した活動を展開している。
JU★STARプログラム
JU★STAR(Juntendo University Scientific Training in Advanced Research)は、順天堂大学医学部が展開する高大連携型研究プログラム。高校生を大学研究室の一員として受け入れ、実験・解析・発表など本格的な研究活動へ接続することを目的としている。
【本件に関するお問い合わせ先】
順天堂大学 医学部 医学教育研究室
先任准教授 小川尊資(JU★STARディレクター)
〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1
TEL:03-3813-3111
E-mail:t-ogawa [at sign] juntendo.ac.jp