免疫学の歴史~免疫寛容誘導への挑戦~


 ワクチン、アレルギー、リウマチ、そして移植。免疫にかかわる言葉は意識せずとも私たち の周りに溢れかえっています。代謝を上げれば免疫も上がり、睡眠不足やストレスで免疫が低下すると謳って、そこら中の健康にかかわる紙面広告でその活字が躍っています。健康を維持するために免疫が重要であることはもはや一般の人々の間でも常識となっています。最先端の免疫学の一つである臓器移植においても、古くから脈々と受け継がれてきた先人の知恵や発見を礎にその研究が続けられています。私たちの免疫寛容プロジェクトも、まさにこの歴史の一つを担っています。

Dr. okumura奥村 康 (おくむら こう)先生
好きなもの:ワイン、赤シャツ、カラオケ(そして神戸)

千葉大学大学院医学研究科卒業後、スタンフォード大・医、東大・医を経て、1984年より順天堂大学医学部免疫学教授。2000年順天堂大学医学部長、2008年4月より順天堂大学大学院アトピー疾患研究センター長、2020年6月より免疫治療研究センター長を併任。 
サプレッサーT細胞の発見者、ベルツ賞、高松宮奨励賞、安田医学奨励賞、ISI引用最高栄誉賞、日本医師会医学賞などを受賞。
Dr. habu
垣生 園子 (はぶ そのこ)先生
好きなもの:エビ、フクロウ、胸腺

慶応義塾大学医学部卒業後、同大学院医学研究科にて博士号取得。同大学医学部病理学教室助手、ロンドン留学等を経て、1988年に東海大学医学部免疫学教室初代教授に就任。2008年より同大学名誉教授、順天堂大学医学部免疫学講座客員教授。
日本免疫学会長(第32回日本免疫学大会長)、 日本免疫学会理事(1998-2006)、日本免疫学会評議委員(1988-2007)、 日本病理学会評議委員(1978-2007)、日本学術会議連携会員
内藤記念科学振興財団科学奨励賞(1989)、 日本ワックスマン財団学術研究助成賞(1988)、日本医師会研究助成賞(1987)を受賞
taniguti谷口 香 さん(文・イラスト)
好きなもの:お菓子作り 大相撲 プロテイン

学習院大学文学部史学科卒業
同大学大学院人文科学研究科史学専攻博士前期課程中途退学

学生時代は虫を介する感染症の歴史に忘我する。とりわけツェツェバエの流線型の外見の美しさとは裏腹の致死率ほぼ100%(未治療の場合)という魔性の魅力に惹かれてやまない


お二人の先生が楽しく・分かりやすく語ってくださった、免疫学のあゆみと
それにまつわるあれこれを、ご紹介していくコラムです。

座談会のこぼれ話や、ゲストをお迎えしての特別回