これまでに採択された補助事業等
- 国際化加速プログラム
- 本取組は、特定専門領域の取組担当者を海外の先進的な研究に参画させることで担当者の教育・研究能力の向上を図り、その成果を本学の教員や学生にフィードバックすることで、当該専門領域における教育・研究活動をさらに魅力的なものに変容させ、もって当該専門領域への新たな教員参加、あるいは学生が自らのキャリアパスとすることが期待できるプログラムである。本取組は、医師不足という社会的なニーズに応えるための医師養成機関としての組織的な工夫である。特定専門領域については、具体的には総合診療科学、麻酔科学・ペインクリニック、放射線医学、救急・救命医学、臨床検査医学、人体病理病態学などとしている。
本取組の実施体制は、学長のもとに研究実践派遣支援委員会(以下「支援委員会」という。)を置き、医学部の教務委員会と研究委員会から選出された委員をもって構成する。支援委員会は、毎年、自薦他薦を問わず特定専門領域に所属する若手臨床医学者の推薦を受けてこれを選考し、学長に推薦し、学長がこれを決定する。
本取組の期待される成果は、特定専門領域における人材、特に若手の臨床医学者におけるファカルティ デベロップメント(FD)研修として先進的な研究に触れることによる研究マインドの高揚と教育・研究における国際化と質の向上である。学長の管轄のもとで展開される本取組は、支援委員会を中心とした事業成果の継続した順循環により、特定専門領域のさらなる人材整備が進むものと考えられ、また、その成果である高度な人材育成が特定専門領域にとどまらず本学の他領域における教員活動を刺激し、本学全体の教育・研究の国際化に資するものと期待できるものである。プログラム名 特定専門領域の国際化プログラム -HIVの新治療開発に関する臨床研究- 派遣先機関 メイヨー クリニック、感染症科(アメリカ ミネソタ州ロチェスター) 実施期間 平成20年5月1日~平成20年8月10日(102日間) 特定専門領域の国際化プログラム概要図
- がんプロフェッショナル養成プラン
文部科学省「がんプロフェッショナル養成プラン」に医学研究科のプログラムが採択
本申請は、「がん患者の視点」に立った、「裾野の広い、且つ高い、品性」のある「がん医療」を目指し、大学の改革実践の「場」として「がん生涯教育センター」を創設し、順天堂大学(以下「本学」という。)附属6病院(所在地:東京、千葉、埼玉、静岡)の3199の病床に加え、養成環境を充実させるため、特に「がん治療」において高い臨床能力養成と実績を持つ、国立がんセンター(中央病院・東病院)、静岡県立静岡がんセンター、癌研有明病院、東京都立駒込病院と連携し、教育研究・診療環境を整備します。
また、コメディカル養成については、連携している4つの大学院(東京理科大学、明治薬科大学、立教大学、新潟大学)との協力を強化し、患者の視点に立った医療を、順天堂学是「仁」(人を慮る心、慈しむ心)に基づき、がん医療を担う医療人養成を「がん生涯教育センター」を拠点に実践を図ることを目的にしています。このプログラムが推進され、2012年9月に「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」としてWEBサイトが立ち上がっています。プログラム名 実践的・横断的がん生涯教育センターの創設 担当大学 順天堂大学 連携大学・病院 東京理科大学、明治薬科大学、立教大学、新潟大学 癌研有明病院、国立がんセンター、静岡県立静岡がんセンターなど 実施期間 5年間(平成19年度~平成23年度)