
順天堂大学について
オリンピック・パラリンピックと順天堂
世界的なスポーツの祭典「オリンピック・パラリンピック」。本学は1964年の東京大会以来、さまざまな種目で数多くの選手・監督・コーチを送り出しています。
1988年ソウル大会では、当時4年生だった鈴木大地選手(現・本学教授)が競泳男子100m背泳ぎで金メダルを獲得しました。近年は、体操競技や陸上競技における活躍が目覚ましく、在学生や卒業生が相次いで表彰台に上っています。
記憶に新しい2021年の東京大会では、スポーツ健康科学部2年の橋本大輝選手が体操男子個人総合と男子種目別鉄棒で金メダルを獲得。大学院スポーツ健康科学研究科博士後期課程1年の萱和磨選手も男子種目別あん馬で銅メダルを手にしました。橋本選手、萱選手、本学OBの谷川航選手らが出場した体操男子団体も銀メダルを獲得し、本学勢が脚光を浴びました。
2021年の東京大会までに、オリンピック・パラリンピックに出場した本学選手(在学生、卒業生、教職員)はのべ99人、メダル獲得は21個に上ります。選手、監督、コーチのほか、医師やトレーナー、スタッフなどとしても本学在籍者、出身者が多くオリンピック・パラリンピックに参画してきました。日本スポーツ界の発展をリードしていくことも、本学の大きな使命であると考えています。
東京2020 オリンピック・パラリンピックと順天堂
東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により1年延期での開催となりました。また、感染拡大防止の観点からほぼ無観客試合で大会が進行されました。そのような中で、本学からは学生、卒業生含めオリンピックで9名、パラリンピックで4名が選手として大会に臨みました。そのほかにも、JOC・JPC 公認役員スタッフや各競技団体からのサポートスタッフ、競技会の審判員、選手村ポリクリニック、ホストタウン事業、メディアや組織委員会スタッフなど、多種多様な場面で本学関係者の活躍が見られたほか、医師や看護師など多くの医療関係者が医療スタッフとして大会運営を支えました。また、大会前にはスポーツ健康科学部と千葉県印西市との連携により、さくらキャンパスOGAWA GYMNASTICS ARENA(体操競技場)において体操競技アメリカ女子代表チーム、オランダ代表チーム、アイルランド選手の事前キャンプを受け入れ、海外の選手スタッフからも高い評価を得ることができました。“チーム順天堂”として、選手のサポートをはじめ、安全・安心な大会運営、そして国際競技力の向上に大きく貢献できた大会となりました。
関連動画「JUNTENDO University Celebration of TOKYO 2020」 - YouTube
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順天堂出身のメダリスト
金メダル獲得者
鈴木 大地 | 1989年卒・本学教授 | 1988年ソウル大会 水泳100m背泳ぎ |
冨田 洋之 | 2003年卒・本学准教授 | 2004年アテネ大会 体操団体 |
鹿島 丈博 | 2003年卒 | |
米田 功 | 2000年卒 | |
田中 佑典 | 2012年卒 | 2016年リオデジャネイロ大会 体操団体 |
加藤 凌平 | 2016年卒 | |
橋本 大輝 | スポーツ健康科学部在学中 | 2021年東京大会 体操個人総合 |
橋本 大輝 | スポーツ健康科学部在学中 | 2021年東京大会 体操種目別鉄棒 |
銀メダル獲得者
冨田 洋之 | 2003年卒・本学准教授 | 2004年アテネ大会 体操種目別平行棒 |
冨田 洋之 | 2003年卒・本学准教授 | 2008年北京大会 体操団体 |
鹿島 丈博 | 2003年卒 | |
坂本 功貴 | 2009年卒 | |
髙平 慎二 | 2007年卒 | 2008年北京大会 陸上4×100mリレー |
田中 佑典 | 2012年卒 | 2012年ロンドン大会 体操団体 |
加藤 凌平 | 2016年卒 | |
谷川 航 | 2019年卒 | 2021年東京大会 体操団体 |
萱 和磨 | 博士後期課程在学中 | |
橋本 大輝 | スポーツ健康科学部在学中 |
銅メダル獲得者
米田 功 | 2000年卒 | 2004年アテネ大会 体操種目別鉄棒 |
鹿島 丈博 | 2003年卒 | 2004年アテネ大会 体操種目別あん馬 |
萱 和磨 | 博士後期課程在学中 | 2021年東京大会 体操種目別あん馬 |
オリンピック・パラリンピック出場選手、監督、コーチ一覧
- 陸上競技
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山田 宏臣 1964年卒業 第18回 東京大会 走幅跳 出場 第19回 メキシコ大会 走幅跳、4×100リレー 出場 小出 義雄 1965年卒業 第25回 バルセロナ大会 コーチ 第26回 アトランタ大会 コーチ 第27回 シドニー大会 コーチ
- 体操競技
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加納 實 1973年卒業 現:大学院スポーツ健康科学研究科名誉教授 第28回 アテネ大会 監督 余吾 元博 1978年卒業 第22回 モスクワ大会 不参加
- 水泳競技
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鈴木 陽二 1972年卒業 第23回 ロサンゼルス大会 コーチ 第24回 ソウル大会 コーチ 第25回 バルセロナ大会 コーチ 第26回 アトランタ大会 コーチ 第27回 シドニー大会 コーチ 第28回 アテネ大会 コーチ 第29回 北京大会 コーチ 第30回 ロンドン大会 マスターコーチ 第32回 東京大会 コーチ
- デフリンピック
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箭内 秀平 2010年卒業 第22回 夏季デフリンピック競技大会マウンテン競技 XCO男子 出場 第23回 夏季デフリンピック競技大会マウンテン競技 XCO男子 6位入賞 第24回 夏季デフリンピック競技大会マウンテン競技 XCO男子 6位入賞
トピックス
東京オリンピック2020を支えた医療サポートスタッフ
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020)には、順天堂大学保健医療学部理学療法学科から池田浩教授・相澤純也先任准教授・宮森隆行講師・中村絵美助教の4名が医療サポートスタッフとして参加しました。大会からひと月余り経過した10月13日、代田浩之保健医療学部長のもと大会を振り返り、スポーツと医療の今後の展望を語り合いました。
