コラム データサイエンティストの年収は?年収を左右する要因や上げる方法を紹介

5-1

 

生成AIやディープラーニング、統計学などの分野の発展によって、データサイエンティストの社会的ニーズが高まっています。そのため、多くの企業がデータサイエンティストを求めている傾向にあると見受けられます。データサイエンティストを目指す方であれば気になることの1つに年収が挙げられるでしょう。そこで本記事ではデータサイエンティストの平均年収や年収をあげるためのポイントなどについて解説していきます。

 

 

データサイエンティストの平均年収はどれくらい?

データサイエンティストを目指す方であれば誰もが気になる平均年収。ここではデータサイエンティストの平均年収について見ていきましょう。 

 

日本国内のデータサイエンティストの平均年収

「求人ボックス 給料ナビ」において2023年12月に公開されているデータでは、日本国内で正社員として働くデータサイエンティストの平均年収は698万円となっています。

 5-2


出典:データサイエンティストの仕事の平均年収は698万円/平均時給は1,102円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス

​​https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

※2023年12月1日時点

 

上記グラフにおける給与分布では600万~800万円がボリュームゾーンとなっています。

現在の日本における平均年収が450万円前後であることを考慮すると、データサイエンティストの年収は十分高いといえるでしょう。

また、1000万円以上稼いでいるデータサイエンティストも少なからず存在しています。

ただし、全てのデータサイエンティストが600万円以上の年収を得られるわけではなく、高収入を得るには努力が必要です。

 

参照:令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2021.htm

 

日本国内の未経験のデータサイエンティストの平均年収

「求人ボックス 給料ナビ」において2023年に公開されているデータによると、未経験者が応募できるデータサイエンティストの平均年収は520万円とのことです。

5-3

出典:データサイエンティスト 未経験歓迎の転職・求人情報|求人ボックス

https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88-%E6%9C%AA%E7%B5%8C%E9%A8%93%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B

※2023年12月12日時点

 

日本人の平均年収よりも高額であるものの、データサイエンティストの平均と比較すると低くなります。

ただし、未経験者の年収が経験者よりも低いのは、いずれの職業においてもいえることです。

 

米国のデータサイエンティストの平均年収

5-4

出典:Data scientist salary in United States|indeed

https://www.indeed.com/career/data-scientist/salaries

※2023年12月10日時点

 

indeedが公開しているデータによると、2023年における米国のデータサイエンティストの平均年収は約12万ドルで、日本円に換算すると約1,500万円になります。データサイエンティストとして米国で働くことで、1,000万円以上の年収を期待できます。

ただし、米国の物価は日本の物価よりも高いため、米国でデータサイエンティストとして働けば、日本で生活するよりも生活水準をアップできるとは限りません。とはいえ、米国においても十分な暮らしを営める金額ではあります。

 

 

データサイエンティストの今後はどうなる?

5-5

 

IT・Web業界は技術の移り変わりが激しいため、データサイエンティストとして将来的に長く働き続けられるのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。

データサイエンティストは近年において注目度が急速に上がった職業ですが、今後も高い需要が続くと考えられます。

現在、さまざまな業界や企業がビックデータの活用を進め、生成AIのニーズも高まっています。今後はビッグデータや生成AIは社会のあらゆる部分に導入されていくと考えられており、それらに対応できる人材の重要性は今後もさらに高まるでしょう。

 

 

データサイエンティストの年収を左右する要因

5-6

 

データサイエンティストとして業務に従事し、年収をアップさせたい方はデータサイエンティストの年収を左右する要因を押さえておくことが大切です。

データサイエンティストの年収を左右する要因として以下の5つが挙げられます。

 

  • 専門スキル
  • 実務経験
  • コミュニケーション力
  • 企業の規模
  • 就業地域

 

専門スキル

データサイエンティストとしての専門スキルによって年収は大きく左右します。高いスキルを有していれば、難易度の高い仕事や他の人には対応できないプロジェクトも任せてもらえるため、年収は上がります。

例えば、Pythonを用いた基本的な分析にとどまらず、AI技術などを用いた高度な分析にも対応できれば、他のデータサイエンティストよりも高い年収を期待できます。

 

実務経験

いずれの職業にも言えることですが、実務経験の長さによっても年収は大きく変わります。前述のように、データサイエンティストにおいても未経験者の平均年収は全体の平均年収よりも低くなっています。

長く働くことで、高いスキルを取得できたり、複雑な案件にも対応できるようになったりするため、企業に大きな価値を提供できるためです。

 

コミュニケーション力

データサイエンティストは技術者ですが、業務を進めるにあたってコミュニケーション力も問われます。

データサイエンティストは単独で仕事をするばかりでなく、チームとして仕事を行う機会も多くあります。そのため、チームメンバーをまとめることができたり、マネジメントを行えたりするデータサイエンティストは高く評価されます。

また、データサイエンティストにはデータ分析の結果にもとづいたビジネスプランについて分かりやすく、経営陣に説明する力が求められます。専門知識のない経営者にも分かりやすく、かつ具体的に説明を行うことができれば、経営陣からの信頼度も高まります。

 

企業の規模

いずれの職業にも言えることですが、規模が大きい企業ほど従業員の平均年収が高い傾向にあります。大企業の中には年収1,000万円前後でデータサイエンティストを募集している企業も珍しくありません。

年収は同程度のスキルやキャリアであっても企業の経営状況や予算などによっても左右されるため、複数の企業の求人を見比べてみるのがおすすめです。

 

就業地域

就業地域によっても平均年収は変動します。都市部の方が、地方よりも平均年収が一般的に高い傾向にあります。特に、東京都に所在する企業の平均年収は全体的に高いです。

ただし、都市部は家賃や物価が割高な傾向にあることも忘れてはいけません。

 

 

データサイエンティストの年収をあげるための3つの方法

データサイエンティストは自身の努力によって年収をアップできますので、高い年収を得たい方は継続して努力することをおすすめします。

データサイエンティストとして年収をあげるための方法として、以下の3つが挙げられます。

  • 実務経験を積む
  • 専門スキルを向上させる
  • 転職エージェントやサイトを利用する

 

実務経験を積む

ビジネスの現場で実際に業務に従事し続けることで年収がアップします。実務経験を積む中で新しい技術を取得したり、業務を熟知したりするため、企業にとって不可欠な人材になれます。

また、実務経験を積むと、社内で昇進し、役職が就くため、役職手当などによっても年収がアップします。

 

専門スキルを向上させる

データサイエンスと一口でいっても数々の分野があるため、学習が必要なこともたくさんあります。さらに、データサイエンティストは常に新しいものが出てくる業界に在籍しているため、働きながら情報をアップデートしていくことが不可欠です。

最近では、AIやディープラーニングの分野は社会的ニーズが特に高く、これらの高いスキルを有しているデータサイエンティストを多くの企業が求めています。

基本的な業務を幅広くこなせることも大切ですが、他の人が対応できない難易度が高い業務にも対応できるようになることで収入アップをさらに見込めます。

 

転職エージェントやサイトを利用する

収入は本人のスキルや能力だけでなく、企業規模や経営状況などによっても決まります。高いスキルを有している人であっても、資金繰りが厳しい企業では高い年収を期待するのは難しいでしょう。

そこでおすすめできるのが転職エージェントの活用です。転職エージェントの多くが一般には公開されていない非公開求人を扱っています。非公開求人を紹介してもらうことで、好待遇で採用してもらえる企業に出会える可能性が高まります。さらに、転職エージェントの中には、求職者に代わって年収などの条件を企業と交渉してくれるところもあります。

 

 

データサイエンティストを目指すなら”順天堂大学”

データサイエンティストを目指したいと考えている方には「順天堂大学」の「健康データサイエンス学部」がおすすめです。

同大学は千葉県浦安市に所在し、都心部からのアクセスが良好です。また、海が近い落ち着いた場所にあるため、ゆったりとした環境の中で学生生活を送れます。

「健康データサイエンス学部」では1・2年次には数理統計やコンピュータサイエンスなどデータ分析の基礎に加え、健康・医療・スポーツ領域の基礎知識を取得します。そして、3・4年次には同大学附属病院や連携企業でのインターンシップに参加します。

また、ヘルスデータサイエンティストを育成する各分野のスペシャリストが教職員として在籍しているため、知識やスキルはもちろん、データサイエンティストとしてのマインドなども直に学べます。

 

健康データサイエンス学部|順天堂大学
https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hds/

資料請求|順天堂大学健康データサイエンス学部
https://www.umcnavi.jp/jtm/sm/index.asp

お問い合わせ|順天堂大学健康データサイエンス学部https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hds/contact/contact/

 

  

まとめ

5-7

  

データサイエンティストは近年において注目されている職業です。ビックデータや機械学習を用いたビジネスは今後さらなる普及が見込まれているため、将来的にも安定して稼げる見込みがあります。先行きが見えにくい時代だからこそ、社会のニーズを汲み取り、スキルを身に付けることが大切です。

順天堂大学ではデータサイエンティストとしての基礎はもちろん、3、4年次にはインターンシップを通してさらなる力を取得することができます。