教育 分野・コース・学科紹介(授業ピックアップ)
3分野6コース
学びのCOREとなる3分野6コース
スポーツ健康科学部では、入学時ではなく、2年次の終わりにコースを選択し、3年次からは自身の専門科目について学びを深めていきます。1、2年次は幅広い分野の科目で基礎力を養いながら、自分の本当に学びたいことと適性を見極めます。
1年次の学び
- 一般教養科目
- 専門基礎科目
2年次の学び
- スポーツ科学分野
- スポーツ健康・教育分野
- マネジメント科学分野
- キャリアデザイン
3年次以降の学び
競技スポーツコース
日本を代表する卓越した競技力をさらに向上させ、国内外のスポーツ界を牽引するアスリートを育成する。
スポーツコーチング科学コース
コーチングに関する専門知識と高い情報分析力、人々の能力を最大限に引き出す実践力を兼ね備えた人材となる。
スポーツ医科学コース
スポーツを主に自然科学的観点から理解し、医科学的専門知識と研究力を身につけた人材となる。
スポーツ教育コース
スポーツを通じた教育活動に関する専門知識と技能を備えた指導者になる。
健康科学コース
人々の健康を支えるための専門知識と技能を身につけ、健康寿命の延伸に貢献する人材となる。
スポーツマネジメントコース
スポーツや健康およびマネジメントに関する専門知識を身につけ、グローバルに活躍できる人材となる。
- ゼミナール
- 競技スポーツコース
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日本を代表する卓越した競技力を持ったアスリートになりたい人のためのコースです。
競技力の向上を目指すとともに、トップアスリートとしての知識と実践力を身につけ、国内外のスポーツ界を牽引する人材を育成します。注目授業PICK UP
スポーツリーダーシップ論
スポーツにおけるリーダーシップについて、トップアスリートとしての人間形成に必要な知識と方法について理解を深めていきます。また、競技者・チーム組織に関する理念・戦略・方針などの競技者、コーチ、組織間におけるリーダーに求められる役割や期待、影響力や発信力について学びます。同時に、組織におけるリーダーシップとフォロワーシップの関係性を理解し、最新のリーダーシップ理論の基本的な考え方を身につけます。
セルフコーチング演習
実際に自分が取り組んでいる競技活動を利用して、何気なく取り組んでいる行動に自ら質問を繰り返し、自分の思考パターンや成功の原因、強みを確認することができるようになるための授業です。客観的な競技結果のみで成果を評価するのではなく、競技者自身が行動や思考の履歴を蓄積し、その成果を認識できるようになることを目標としています。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
- スポーツコーチング科学コース
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コーチングに関する専門知識と高い情報分析力を身につけるためのコースです。トップアスリートから子どもまで、スポーツを行うすべての人々の能力を最大限に引き出すための実践力を兼ね備えた人材を育成します。
注目授業PICK UP
スポーツコーチング総合実習
体力向上の基本的概念や意味、トレーニングの原理・原則・実習法について、実際に自らが実践することにより理解を深めていきます。また、体力やトレーニング効果を測定する際に用いられる計測法についても学びます。この実習を通して「理論」と「実践」の両観点からスポーツ科学の理解と知識を深め、将来的にスポーツ医科学を駆使した指導ができることを目指します。
アスレティックトレーニング実習
スポーツコンディショニング実習での学習内容を発展させて、各種スポーツ競技の特性を理解し、傷害予防を目的としたトレーニングプログラムの立案、並びに競技力向上を目指したアスレティックトレーニングの実践を行います。また、主に傷害予防を目的としたテーピングを各部位で実践しながら学びます。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
- スポーツ医科学コース
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スポーツを主に自然科学的観点から理解する素養を育むためのコースです。競技力の向上や体力・健康増進に応用できる医科学的専門知識と研究力を身につけた人材を育成します。
注目授業PICK UP
スポーツ医科学総合実験実習
学生一人ひとりが被験者と験者の両方を経験し、測定機器の基本的な操作方法や測定原理について学ぶとともに、授業内で行うデータ収集・分析をもとに取得したデータに関するレポートを提出します。そのデータやレポートをもとに、グループディスカッションし、得られたデータをスポーツ医科学的な観点から解釈できるようになることを目指します。
身体機能学演習
解剖学アトラス・DVD・人体模型・MRIなどの画像データを用いて、体幹・上肢(肩関節、肘関節、手関節)・下肢(股関節、膝関節、足関節)の関節運動と骨格筋の構造と機能について学びます。また、機能解剖学に関する書籍や最新文献の抄読や討議を通して、さらに理解を深めます。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
- スポーツ教育コース
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スポーツを通じた教育活動に関する専門知識と技能を備え、次代を切り拓く実践的指導力を持った人材になるためのコースです。教員をはじめ、スポーツ健康科学を基盤にさまざまな分野で指導者として活躍できる人材を育成します。
注目授業PICK UP
保健体育科教育法Ⅳ
中学校、高等学校での保健体育の授業を進めるにあたって、身につけておかなければならない基本的な指導法の修得を目指します。体つくり運動、器械運動、陸上運動、水泳、球技、武道、ダンス、体育原理、保健のすべての領域において、運動が苦手な生徒への指導や、補助の仕方など、効果的な学習指導における授業展開について実践的に学びます。具体的には、各運動領域や保健領域の特性や指導法について理解し、教材づくりに取り組みます。さらに、その教材をグループに分かれて検討した上で、発表します。
知的障害者指導法
知的障害および自閉症などのある幼児・児童・生徒の学習上、生活上の課題について知り、教育内容・方法に独自の特徴をもつ知的障害教育の位置づけや実践の在り方について学びます。また、知的障害教育における各教科の指導、生活単元学習、作業学習、日常生活の指導、遊びの指導などの事例をもとにグループワークを用いて理解を深めます。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
- 健康科学コース
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子どもから超高齢者まですべてのライフステージにおいて、人々の健康を支えるための専門知識と技能を身につけるためのコースです。特に運動やスポーツからのアプローチによって健康寿命の延伸に貢献できる人材を育成します。
注目授業PICK UP
健康運動指導実習
「健康運動指導論」で学修した基礎知識をもとに、運動強度を考慮したウォーキングの指導法、コンディショニング指導法、用具を使った運動指導法を体験し、実際に指導練習を行います。また、子どもから中・高年者を対象とした各種模擬プログラムの企画・実践を行い、プログラム評価を実施します。運動習慣づくりのための行動変容に依拠したカウンセリングについても体験します。
健康教育学
健康の維持・増進、疾病の予防や回復を目的として、個人および集団に対して生涯を通じて行われる健康づくりについて学びます。定義、政策の変遷、法規、行動変容に向けた健康行動理論、生活習慣病予防などのライフサイクルにおける健康教育、職場・地域・学校などにおける健康教育に必要な基礎知識や技術、その計画づくりを修得します。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
- スポーツマネジメントコース
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スポーツの社会・文化的価値について深く学ぶとともに、スポーツや健康およびマネジメントに関する専門知識を身につけるためのコースです。国内外のスポーツ関連団体や組織、官公庁、地域社会、また国内外の企業において活躍する人材を育成します。
注目授業PICK UP
スポーツイベントマネジメント
スポーツイベント、博覧会、展示会、販売促進イベント、地域・企業・団体が催す各種のイベントなど、イベントは現代社会においてコミュニケーションメディアとして重要な役割を担っています。これらのイベントを企画運営する場合に必要となる専門的な知識やスキルについて学び、スポーツイベント産業に従事するための人材育成と職務能力の醸成を目指します。
スポーツマネジメントⅡ
スポーツを「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源の側面からマネジメントできる能力を醸成することを目指し、スポーツ特有のマネジメントを行う必要性とその方法について学びます。テーマに応じた最新の理論やさまざまなマネジメントの考え方をスポーツに応用した事例をもとにグループワークを取り入れ、学生同士で理解を深めます。
履修モデル
※ここで紹介する履修モデルは、あくまでも一例です。
学部初期教育「スポーツ健康科学総論」
順天堂大学での「学び」を知る
本科目は、スポーツ健康科学部の総論科目です。高等教育機関である大学での学びは高校とは異なります。大学でのより専門的な学習を行う上で、学科に関わらず「スポーツと健康の科学的理解」という大きなテーマに取り組むための入り口となる科目です。
学科でのより専門的で高度な学習の前に、順天堂大学という医学部を祖とした大学においてスポーツと健康を学ぶものとして、知っておいてほしい基礎的な知識や情報、考え方を学び、身につけることを目指します。
また、スポーツ倫理についても触れ、競技者や指導者としてスポーツに取り組む者に求められる倫理観を育みます。
医科学・健康科学を軸に、スポーツ・運動・健康・社会・環境を考える
スポーツ健康科学総論は1年間を通して履修する通年科目です。その構成は、順天堂大学の特徴でもある医科学と健康科学の側面からスポーツ・運動と健康や、社会・環境を考える構成を主軸とし、相互に関連しあうコーチング科学とスポーツマネジメントの側面についても多面的に考える構成となっています。
スポーツ・運動、指導や教育、スポーツビジネス、スポーツと地域社会など、学科ごとの内容を相互に有機的に関連させながら授業を展開して行きます。
自立した学習と細やかなフォロー
毎回の授業において学生に対して課題が課され、翌週の授業までにレポートにまとめ提出します。また、1年次は全寮制であることから、学生寮の部屋を単位としたグループを編成し、授業後にさらに寮内においてグループワークに取り組むこともあります。これらのレポートやワークについては、同じく部屋単位で配置される2名の担任教員が逐次指導、評価を行い、学生にフィードバックされます。
こうした学習に1年間取り組むことで、自立的に学習を行うための姿勢・方法を身に着け、2年次以降の学習に向けての基礎的な能力を養います。