ナースのたまご通信

2022.12.28 (Wed)

  • 実習

公衆衛生看護学実習を終えて

こんにちは!先日、学生生活最後の実習である公衆衛生看護学実習が終了した4年生です。この実習は、看護師と併せて保健師資格の取得も目指している学生が履修するもので、「行政」「健康教育」「産業保健」の3つが含まれています。その中から、終えたばかりの産業保健における実習についてご紹介します。

 産業保健には働く人の健康を守り増進することと、それにより企業を発展させる役割があります。そこで働く保健師を含む看護職には、健康診断や保健指導、仕事が原因となる健康障害の予防、そして安全と健康を守るために職場の環境を管理する役割があります。私が訪れた実習先は、主に身体を使う作業の多い工場と、一日中パソコンを相手に作業するのが主な会社と、異なる2つの企業でした。凄い轟音の中での作業や、一日中腰掛けての作業というように、職種により健康課題が異なるのに対して、それぞれどのように保健師が関わらなくてはいけないのかということを具体的に学ぶと共に、保健師は働いている人たちに一番近い存在であり、その健康を守るために他の医療者や企業の関係者という、健康に関わる人々をつなぐコーディネーターの役割を担っているのだということを実感しました。

 どの実習もそうですが、授業や本を通して学んだことが実際に行われている現場に立ち会うことは、何物にも代え難い、とても貴重な経験となり、学んだ知識が身体に染み渡る感じがします。これまでの経験をこれからの卒業試験や国家試験、そして就職後にも活かしていこうと思います!

hokenjisyu

公衆衛生看護学実習(産業保健) 印刷工場にて

4年 H.U