ナースのたまご通信

みなさんこんにちは！今回は3年次に行う「フィジカルアセスメント」という授業の紹介をしたいと思います。

　フィジカルアセスメントとは身体に何が起きているか情報を集めて判断をするという意味で、聴診・触診などから得られた情報をもとに、患者さんの状態を分析してより良い治療、看護ケアを行うものです。

　授業は初めに基本的な手技の知識を学習し、その後演習で実践を通して学ぶという流れで行っています。グループの学生とペアになり、写真のように、心音や呼吸音を聞き取れる正しい位置を見つけるために、お互いのTシャツにシールを貼って練習しました。また聴診・触診などを行い、人の身体の正常な状態を理解し、実際に体験することで技術や知識を身につける事ができます。さらに、昨年10月にシミュレーション研究教育センターが完成し、高機能なシミュレーターを用いて呼吸音の正常、異常の判断を行うことができるようになりました。聴診器を正確な場所に当てないと肺の音が聞こえないので正しい技術が身につきます。

　このような演習を含めた授業は自分で触って聴いてより実際に近い体験ができるので、座学にはない学びも非常に多いです。