ナースのたまご通信
2025.09.02 (Tue)
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統合実習を終えて
私は統合実習でがん看護学を選択しました。統合実習は、3.4年次の分野別実習での学びを基盤として、自らが選んだ分野で専門的かつ応用的な実践に取り組むことで、看護実践能力を高めることを目的としています。
私は、これまでの実習でがん患者さんの看護を経験する機会がなかったため、臨床で働く前に学んでおきたいと考えました。実習では婦人科病棟やがん治療センター、緩和ケアチーム、がん相談支援センターで幅広い経験を積むことができました。
その中で、抗がん剤の副作用に対して患者自身が工夫している方法を伺い、その人らしいセルフケアを支える看護の重要性を学びました。また、身体的な苦痛だけでなく、心や生活、社会面の悩みが複雑に絡み合うことを実感し、多職種で連携して支えることの大切さを改めて感じました。こうした経験を通じて、がん看護に対する自分のイメージも変化しました。
今回の学びは、今後患者さんに安全で安心できるケアを提供するための大きな土台になると考えています。
4年 R.I