学部紹介 教育・研究の目的と方針

アドミッション・ポリシー(入学者受入の方針)

薬学部では、学是「仁」の精神に基づき、薬学に関する多角的な視点、専門性を備え、医療、健康・福祉、社会の発展に貢献できる人材を養成します。次のような資質を備えた学生を求めます。

  1. 一人の人間として相手の立場に立つ思いやりと高い倫理観、責任感をもって行動できる人。
  2. 豊かな人間性と協調性を備えた高いコミュニケーション能力と多様かつ柔軟な価値観を持つ人。
  3. グローバル化した世界の医療分野で貢献しようとする強い意欲がある人。
  4. 生涯にわたり、自己研鑽・自己学習・自己の健康増進を継続する意欲がある人。
  5. 医療、健康・福祉に対する深い関心と問題意識を持ち、社会に貢献したいという強い意欲がある人。
  6. 高等学校で学習する、化学・生物・数学・物理等の自然科学についての十分な知識及び英語等のグローバル社会で貢献し、人間性を豊かにするコミュニケーション能力と知識や科学的な思考力・探究心を持つ人。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

薬学部では、ディプロマ・ポリシーに掲げる知識や技能、態度を修得するため、次に示すカリキュラム・ポリシーに基づき教育課程を編成・実施し、それぞれの学修目標の到達度を適正に評価するための方法及び基準を定め、これをシラバスに明記して学生に周知し、学修成果を厳格かつ公正に評価します。

  1. 高い倫理観、責任感と幅広い視野を備えた見識を持ち、自己研鑽意欲を高め、主体的に学び研究活動ができる能力の獲得へと繋がる教育科目を配置する。
  2. 社会を理解しグローバル化に対応した国際感覚や語学力を有する薬剤師を育成するために、全学年を通じて論理的・批判的思考力、コミュニケーション能力、国際性、協調性、自己管理能力を養う教育科目を配置する。
  3. 薬学専門職としての視点・視野・価値観を持ち、医療における薬学の社会的責任と要請を理解し、高度化、専門化する医療に対応できる薬剤師を育成するための専門教育科目を系統的かつ累進的に配置する。
  4. 薬学研究に必要な知識・技術・技能および思考力を統合させた問題探索・解決能力を養成し、臨床的視点を持った薬学専門職者として創造性を発揮できる能力を育む科目を配置する。
  5. 薬学専門職としてチーム医療や地域医療連携、健康・福祉の場において活躍する薬剤師に不可欠な資質が伴ったコミュニケーション能力を修得するために、多職種連携に関わる他学部との合同講義、演習・実習科目を配置する。

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)

薬学部では、学是「仁」の精神に基づき、医療、健康・福祉、社会の発展に貢献できる薬剤師や薬学研究者等の薬学専門職者の育成のために策定した各年次のカリキュラムを履修し、かつ定められた基準に合格することによって、順天堂大学薬学部のコンピテンシーを身に付け、次の資質・能力を修得した者に対して学士(薬学)の学位を授与する。

  1. 医療人として豊かな人間性と高い責任感と倫理観を持ち、生涯に渡りアクティブに自分の目標に向けた学習をするための不断前進の態度・習慣を身につけ、他を思いやり慈しむ心(学是「仁」)を持った行動ができる。
  2. 幅広い教養とグローバル化に対応できる国際感覚を持ち、他者と信頼関係を構築することができ、良好なコミュニケーションがとれる。
  3. 薬学の社会的位置づけを理解し、社会医学、地域包括ケアシステム、プライマリ・ケアを理解したうえで、地域医療と健康・福祉に果たすべき薬学専門職の役割を担うことができる。
  4. 科学的根拠に基づいた医療・薬学研究を行うための基礎、臨床の薬学的知識を有し、体系的に理解し説明でき、問題解決のために論理的に思考できる。
  5. 薬学専門職として、適切に多職種と連携協働することができ、主体的かつ協調性を持って問題解決を図ることができる。

入学者選抜の基本方針

薬学部は受験生の持つ資質や適性に応じて、複数の受験機会と多様な入試を実施します。特に、学力試験に加えて受験生の人となりや感性と教養を見極める方法として、志望理由書の作成、小論文試験や面接試験等を実施することで入学者の受け入れを総合的に判断します。