入試情報 学生インタビュー D.Kさん

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薬に救われた実体験が、順天堂で二つの夢になった。

研究も臨床も諦めない──
6つの附属病院と歩む道

D.Kさん 薬学部2年

「順天堂は、研究と臨床、両方の道を、私に残してくれている大学なんです」
そう語るD.Kさんは、薬学部2年生。中学から高校までの6年間、片頭痛と起立性調節障害に苦しんだ経験が、薬学を志す原動力になった。地元の大分には薬学部がなく、東京に出てきて初めて知った地方医療の現実もある。
研究にも力を入れ、附属病院と連携する順天堂で、D.Kさんは将来の道を見据えながら学んでいる。

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「薬で人生が変わる」原体験から、順天堂大学へ

D.Kさんは中学1年生から高校卒業まで、片頭痛と起立性調節障害に悩まされ続けた。
「起立性調節障害の影響で朝起きられず、1限から登校できた日は数えるほど。さらに週に数回の片頭痛で、平日5日のうち学校に通えたのは2~3日程度でした」
転機は、新しい注射薬との出会いだった。「主治医に試してみないかと勧められて、自分にすごく合っていたんです。発作に怯えることもなくなって、薬一つで日常が戻ってきました」。一方で、起立性調節障害には最後まで合う薬が見つからなかった。「日常生活に支障をきたしてものすごく苦しんでいる患者さんは、自分以外にもたくさんいるはず。そういう人のために薬を研究したいと思うようになりました」
研究の道に進むか、病院薬剤師として現場に出るか──高校時代には決めきれなかった。だからこそ、両方の道を残しながら学べる環境を求めて順天堂を選んだ。「大学院での研究にも力を入れていて、6つの附属病院で臨床経験も積める。どちらかに早く決めなくていい──これは入学してからじわじわとありがたみを感じています」。

「薬剤師は薬を渡す仕事」、その認識が変わった日

入学後すぐに体験した附属病院の見学が、D.Kさんに大きな印象を残した。
「薬剤師さんが抗がん剤を調製するところから、看護師さんに渡されて患者さんに投与されるまで、一連の流れを見せていただきました。教科書で読んでいたチーム医療が、目の前で動いていたんです」
特に強く印象に残ったのが、抗がん剤調製室の張り詰めた空気だった。「ほんの少しのミスが患者さんの命に直結するので、薬剤師の方の動きには無駄がないし、ダブルチェックも徹底されている。専門職としての重みを、空気から感じました」
「薬剤師は薬を渡す仕事だと思っている人も多いと思います。でも実際は、調製・確認・服薬指導・モニタリング、それぞれの工程に専門性がある。1年生のうちにそれを実感できて、進路を考えるうえで本当に大きな財産になりました」。

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附属病院での実習の様子

教室の外でも、学びは続く

学業以外でもD.Kさんが大切にしているのは、大学近隣にあるホテルのレストランでのアルバイトと、学部内の同好会活動だ。
「アルバイトは、お客さんの様子を見て何を求めているか汲み取る練習になっています。料理の説明を詳しく聞きたい方もいれば、静かに過ごしたい方もいる。声をかけるタイミングや言葉選びを、一人ひとり変えていく。薬剤師も、目の前の患者さんが何を不安に感じているかを汲み取る力が必要なので、ここで身につけたことは将来必ず活きると思っています」
学部内では釣り同好会に所属。同好会の活動には先生方も参加してくれるそうで、「先生と一緒に釣りに行くと、キャンパスでは見られない素顔に触れられて、距離が一気に近くなるんです。普段の授業でも質問しやすくなったし、進路の相談にも気軽に乗ってくださる。教室の外でも先生と近い距離で過ごせるのは、順天堂ならではだと感じています」
勉強のお気に入りスポットは、3号館のラーニングコモンズ。「新しいキャンパスで設備が整っていて、勉強に集中したいときも友人と話したいときも、用途に合わせて場所を選べる。日の出キャンパスは、本当に勉強しやすい環境です」。

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3号館ラーニングコモンズ

選び急がなくていい大学で、自分の道を探す

2年生になり、専門的な学びが本格化するなかで、D.Kさんは将来の進路をじっくりと見つめている。
「研究で新しい薬を生み出すことにも興味があるし、病院薬剤師として目の前の患者さんに薬を届ける仕事にも魅力を感じる。順天堂は、大学院での研究にも力を入れていて、附属病院での臨床経験も積める。両方の道を見比べながら考えられるのが、本当にありがたいんです」
将来の選択肢として、地元・大分での地域医療への貢献にも目を向けている。「地元では薬学を学ぶ選択肢が限られており、地域医療を支える薬剤師の重要性も強く感じています。順天堂浦安病院に頭痛外来や起立性調節障害の専門外来があると知ったとき、地元にもこういう選択肢があれば、と切実に感じました。順天堂で学んだ知識と技術を、いつか地域医療の質を上げることに活かしたい」
最後に、受験生へのメッセージを。「闘病で苦しんでいた高校時代の自分に伝えるなら、『その経験は、必ず誰かの役に立つ日が来るよ』と言いたいです。今、薬学を学んでいて、患者さんの気持ちが分かる薬剤師になれるかもしれないと思える。順天堂は、過去の経験も、これからの夢も、どちらも大切に育ててくれる場所です」。

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D.Kさん