健康データサイエンス研究科 Graduate School of Health Data Science
未来の健康と医療を革新する
データサイエンスの可能性
時代に求められ、2025年4月開設。
順天堂の強みは、長年蓄積した「健康」「医療」「スポーツ領域」の膨大な医療データを駆使し、研究や教育に展開できることです。既に本学ではそれらを活かし、2023年に健康データサイエンス学部を開設。AI・データサエインスに長けた情報人材を育成しています。2025年4月に設置する大学院研究科『健康データサイエンス研究科』では、医学・医療分野に限らず、人々の暮らしや社会活動も含めた「全てを健康」と捉え、ビックデータを分析しエビデンスをもって科学的に諸課題を解決する高度情報専門人材と研究成果をもって新たな知見を社会に発信・展開できる教育者・研究者を育成します。
健康データサイエンス研究科の特長
「健康」×「データサイエンス」を活かせる高度専門人材を育成
『博士前期課程』では、データサイエンスの礎となる統計学を重視し、各分野領域におけるIT・デジタル人材に必要な知識と技術を身につけたうえで、高次な教育研究を実施します。例えば、AIで生じるエラーを過誤できない健康分野において、AIの正誤を自ら判断できる能力など「解剖学や生理学等の健康・医療に関する基礎を携え、かつAIやデータ分析に長けた人材」を育成。『博士後期課程』では、データアナリティクス・コンピュータサイエンス・健康データサイエンスといった各領域を探究し創造的に活用することで、新たな社会価値を創出できる「国際社会を牽引する高度情報専門人材」と「学術的進展に寄与する教育者・研究者」を養成します。
この研究科で学ぶ魅力
「健康データサイエンティスト」の活躍の舞台は限りなく広い
健康分野は、今後の社会でさらなる発展が望まれる分野です。「高度情報専門人材」として、データサイエンスの技術を用いて健康情報を解析し、医療や公衆衛生の改善に活かしたり、SaMDと呼ばれる健康AIアプリの開発など新たな産業分野として起業したり。また、近年脅威を増すAIを用いたサイバー攻撃に対抗できるサイバーセキュリティ分野の専門人材になるなど活躍の場は多岐にわたります。「教育研究者」としては、職業訓練のデジタル分野の重点化や、高等教育機関等のデジタル人材の育成、社会人に対するリカレント教育・リスキリング教育の推進等、既に数多くの試みがスタートしており、それらの指導を担う教育研究者養成の必要性が高まっています。