博士後期課程 教育・研究の目的と方針(3つのポリシー)
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
知識・技能(AP1)
博士後期課程における高度な研究活動に必要な知識・技能として,修士課程までに人文・社会科学と自然科学を融合した学際的な知識基盤を十分に身につけ,専門分野における深い学識を備えた者を対象とする。また,国際的な研究交流や発表に対応するための高度な英語力を持つ者を重視する。
思考力・判断力・表現力等の能力(AP2)
グローバルな視点を持ち,複雑かつ多様な課題に対し,常識にとらわれない創造的な思考と,論理的かつ柔軟な判断力を発揮できる者を対象とする。また,自身の研究成果や考えを専門家及び非専門家に対して適切かつわかりやすく伝える高度な表現力を備えた者を求める。
主体的な態度
貧困や紛争,感染症や環境破壊などのグローバルな諸問題及び現代社会が抱える多様な課題に対し,主体的に取り組む意欲を持つ者を対象とする。特に,現状を正確に把握・分析し,自ら研究課題を設定し,独自のアプローチで解決を目指す積極的な姿勢を持つ者を歓迎する。
カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)
学際的視点と基盤的研究能力の育成(CP1)
分野横断的かつ学際的な視点から高度な研究能力を培うことを目的とし,博士論文の執筆に向けた基盤的な知識・技能の修得と,専門性の深化を図る教育課程を編成する。これにより,学生は多様な知識を統合し,新たな価値や知見を創出する研究者として成長することを目指す。
多角的視点を支える指導体制(CP2)
指導体制は,複数の教員による指導を可能とする仕組みを採用し,学生が幅広い視点で研究を進められるよう支援する。また,学生が自立して研究を遂行できる能力を涵養するため,研究成果の発表や議論を重視する。
研究指導の実施(CP3)
院生の研究テーマに応じた少人数制の双方向的な個別指導を実施し,指導教員以外の教員とも交流しながら研究に関する助言を得られる体制を整備する。
主体的な学修の促進(CP4)
学生が研究を主体的に進められるよう,研究計画の定期的な見直しを支援し,研究発表会を通じて進捗報告やフィードバックを得る仕組みを導入する。
キャリア支援(CP5)
学術研究に加え,社会で求められる多様な能力を育成するため,学外での研究調査や留学の機会を提供する。
博士論文審査による学修成果の評価(CP6)
本課程における学修成果の評価は,博士論文審査を通じて行う。博士論文審査は,厳密な基準に基づき,研究の独創性,学術的価値,社会的意義を評価する。審査プロセスでは,公平性を確保するため,複数の教員が関与する。
成果の発信とキャリア基盤の形成(CP7)
学生が研究を通じて得た成果を学術コミュニティ及び社会に発信することを重視し,学会発表や論文投稿を奨励する。これにより,博士課程修了後の多様なキャリアに繋がる基盤を築く。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
知識と理解(DP1)
論理性や批判的思考力などの普遍的な能力を基盤として,人間性,社会,生命に関する知識を深化させ,複数の学問領域を統合的に理解し,研究に必要な能力を身につけていることを示すことができる。
知識と理解の活用(DP2)
学術的整合性を保ちながら,複合的な視点から仮説を構築・検証し,人間性,社会,生命に関する知識を先端的かつ学際的な研究に活用することができる。独創的な研究を通じて,査読付き論文に値する重要な成果を創出し,学術分野の発展に寄与することができる。
判断力(DP3)
社会的・倫理的責任を理解し,複雑かつ新規の課題に対して,分野を越えた批判的分析・評価・統合を行い,独自の判断を導き出すことができる。また,その判断に基づき,学術的・社会的意義のある解決策を提示することができる。
コミュニケーション力(DP4)
多言語・多文化の環境下で,自身の専門性とその学際的意義を専門家には的確に,非専門家には分かりやすく伝達することができる。
自律的に学ぶ力(DP5)
知識基盤社会において,自律的に学び続け,学術的・職業的文脈において,技術的・社会的・文化的な進展に貢献することができる。