講座・研究室 リハビリテーション医学講座【リハビリテーション医学】

教室紹介
リハビリテーション医学は順天堂大学に2003年に創立されました。リハビリテーション医学の目指すところは、伝統的に四肢の運動障害に向けられるだけではありません。高齢化社会の進行により一見健康そうな人々における一次・二次予防の必要性が指摘されています。また、これらの人々の間に慢性疾患を持つ人々が増加しています。その問題は、四肢の運動障害のみならず、視覚・聴覚の感覚器、知的機能などにも及んでいます。これら慢性疾患においては、治癒は困難であり、さまざまの障害を持った状態で器具や介護保険を利用してなお自ら望むような生活することを目指すことになります。リハビリテーション医学とその哲学が目指すものは社会的役割をもつ人間に強く根ざしています。リハビリテーション知識・技術は順天堂大学の種々の専門領域で治療を受ける患者さんにとって役に立つものであります。高度先進医療機関として順天堂大学病院での入院期間は15日ほどになっています。この短い期間ではすべての患者さんが自立生活を再び獲得するという目的が達成できない可能性があります。このような環境の中で、リハビリテーション医学は順天堂大学の関連する病院との連携、異なる専門各科との連携を確立したいと考えています。順天堂から社会へのサービスの連続が私たちの重要な目標です。私たちは、この目標に共感する学生、専門家すべてを歓迎します。この目標の実現のために一緒に勉強しようではありませんか。
研究
研究指導目標
現在、臨床生理学的研究の準備中です。当面は、臨床的研究が中心になります。
教育・医学部教育
医学部、大学院、保健医療学部、スポーツ健康科学部、医療看護学部でリハビリテーションの教育に携わっています。
医学部授業・BSLの目標
- 一般目標
疾病や外傷、その結果生じる障害等をもつ患者に対して、リハビリテーションの適応と限界を理解し、適切な処方を行うことができるよう能力を養うこと - 到達目標
- 総論
(1)リハビリテーションの意味を正しく理解すること
(2)障害モデルを理解し、機能障害、能力低下、社会的不利の面から患者をとらえることができるようになる
(3)国際生活機能分類に示されるように、社会モデルとして患者や患者の取り巻く環境を考えることができること - 具体的目標
- 基本的な目標
・神経疾患(脳血管障害、脳腫瘍、外傷性脳損傷、神経変性疾患、神経筋疾患など)
・骨関節疾患
・内科疾患(心疾患、呼吸器疾患など)
・小児疾患(脳性麻痺、発達障害など)
・感覚器疾患(眼科、耳鼻科疾患など)
・精神疾患
これらの疾患について
(1)疾病に対する特定の治療を理解する
(2)疾病に伴う合併症や二次障害を予防する
(3)能力低下に対して、日常生活活動の自立を目的とした訓練が処方できる
(4)能力低下があっても、環境整備や装具などの利用によって日常生活活動が自立してできるように統合したサービスが提供できる
(5)リハビリテーションに関与する種々の専門職の意見調整を行うためのカンファレンスを企画運営することができる - 具体的研修項目
(1)理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の評価・治療手技を知る
(2)リハビリテーション看護師の役割を知る
(3)臨床心理士の評価・カウンセリング、医療ソーシャルワーカーの職務を知る
(4)評価方法:リハビリテーションで用いる種々の評価方法に習熟する
ADLに関してバーセル・インデックスなど
(5)検査:次の検査について自分で行うことができ、その結果を判断できる
運動負荷試験
筋電図・脳波
レントゲン写真、CT/MRIの読影
VFの実施と結果の判定
(6)治療手技:
物理療法
神経ブロック
ボツリヌス毒素治療
心理療法・行動療法・音楽療法など
(7)カンファレンスの運営
(8)リハビリテーションに関連する他の分野の知識を身につける
①社会保障制度
②保健・医療制度
③社会保険制度
④身体障害者福祉法
⑤介護保険など
- 基本的な目標
- 総論
大学院履修要項
- 研究課題
リハビリテーションは、「個人に、彼らの機能障害(生理学的あるいは解剖学的な欠損や障害)及び環境面の制約に対応して、身体、精神、社会、職業、趣味、教育の諸側面の潜在能力(可能性)を十分に発展させること」である。順天堂大学におけるリハビリテーション医学は、機能障害の治療に関わる事項、環境面の制約に関わる事項を研究テーマとして扱うとともに、社会復帰に向けて身体機能、精神的因子、社会的・職業的アプローチ、趣味および教育的なアプローチなど広い手法をとり得るものとする。
しかし、その研究にあたっては可能な限り科学的な手段により検証可能なものであることは言うまでもない。 - 研究テーマ
(1)機能障害に対する治療手技の検討(効果の記載と機序の研究)
(2)機能障害とその回復に関する病態機序研究
(3)医学モデルと障害モデル
(4)国際生活機能分類の導入に関する研究
(5)障害に対する研究(肢体不自由、内部疾患、精神障害、感覚器障害など)
(6)QOLに関する研究
(7)特定機能病院におけるリハビリテーションの役割に関する研究
(8)リハビリテーション・ネットワーク構築に関する研究
(9)データ・ベースのあり方に関する研究
(10)医療福祉工学に関わる研究
(11)疾病予防・障害予防に関する研究
(12)ボツリヌス治療に関する研究
(13)音楽療法に関する研究 - キーワード
(1)リハビリテーション
(2)障害モデル
(3)国際生活機能分類
(4)QOL
(5)治療効果の評価
(6)病態機序研究
(7)医療福祉工学
(8)疾病予防・障害予防
(9)リハビリテーション・ネットワーク
(10)ボツリヌス治療
(11)音楽療法
- スタッフ紹介
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教授
経歴
平成5年福井医科大学 卒業
専門分野
リハビリテーション医学全般
(脳卒中、脳外傷、脊髄損傷、脳性麻痺、痙縮、不随意運動、書痙、痙性斜頚、切断、末梢神経障害、運動器、骨・関節疾患等の幅広いリハビリテーションに対応)
痙縮に対するボツリヌス治療
臨床神経生理学、電気診断学
非侵襲的脳刺激、電気刺激、ブレインマシンインターフェイス経歴
昭和62年順天堂大学医学部卒業
専門分野
臨床神経学、神経疾患のリハビリテーション羽鳥 浩三(はとり こうぞう)
医学部・大学院医学研究科:教授
浦安病院:リハビリテーション科先任准教授
経歴
昭和63年順天堂大学医学部卒業
専門分野
運動器のがん診療(骨・軟部腫瘍の診療)、 転移性骨腫瘍・がんリハビリテーション・緩和ケア髙木 辰哉(たかぎ たつや)
医学部・大学院医学研究科:先任准教授
順天堂医院:リハビリテーション科経歴
平成13年慶應義塾大学卒業
専門分野
リハビリテーション医学全般、 ボツリヌス療法、臨床神経生理学補永 薫(ほなが かおる)
医学部・大学院医学研究科:先任准教授
順天堂医院:リハビリテーション科准教授
経歴
平成8年慶應義塾大学卒業
専門分野
リハビリテーション医学全般、 特にがん、脳卒中、神経筋疾患、電気診断学田沼 明(たぬま あきら)
医学部・大学院医学研究科:准教授
順天堂医院:リハビリテーション科経歴
平成元年産業医科大学卒業
専門分野
リハビリテーション医学全般、 義肢装具学、 脊髄損傷、 歩行分析、 臨床神経生理学和田 太(わだ ふとし)
医学部・大学院医学研究科:准教授
東京江東高齢者医療センター
併任 保健医療学部理学療法学科講師
経歴
平成8年東北大学卒業
専門分野
リハビリテーション医学全般古澤 義人(ふるさわ よしひと)
医学部・大学院医学研究科:講師
東京江東高齢者医療センター:リハビリテーション科助教
経歴
平成27年宮崎大学卒業
専門分野
リハビリテーション全般村上 悠平(むらかみ ゆうへい)
医学部・大学院医学研究科:助教
順天堂医院:リハビリテーション科経歴
平成27年順天堂大学医学部卒業
専門分野
リハビリテーション一般谷 真美(たに まみ)
医学部・大学院医学研究科:助教
助手
経歴
平成15年京都府立医科大学卒業
専門分野
リハビリテーション全般諌山 玲名(いさやま れいな)
医学部:助手
順天堂医院:リハビリテーション科大学院生 博士課程
河上 宗俊
髙橋 洋介
菊地 佑太
山崎 優太
髙野 圭太
植田 修二郎
片桐 夏樹
今村 美希
平松 永彬
望月 正道
庄司 拓哉
中谷 帆乃加大学院生 修士課程
中村 和
大澤 俊
川島 藍
近藤 隆世客員教授
経歴
昭和49年順天堂大学医学部卒業
専門分野
神経系疾患のリハビリテーション
高次脳機能障害
臨床神経生理学長岡 正範(ながおか まさのり)
医学研究科:客員教授

非常勤講師
経歴
和57年順天堂大学医学部卒業
専門分野
日本神経学会(専門医)
日本リハビリテーション医学会(専門医)
日本在宅医学会(専門医)
日本リウマチ学会(専門医)石垣 泰則(いしがき やすのり)
医学研究科:非常勤講師
城西神経内科クリニック院長非常勤助教
経歴
平成7年聖マリアンナ医科大学卒業
専門分野
切断・義肢・装具学
運動器リハビリテーション寺門 厚彦(てらかど あつひこ)
医学研究科:非常勤助教
- 募集
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大学院入学について
医師ならびに医師以外の医療関連職種の社会人で大学院入学をご希望の方は、下記にご連絡ください。
連絡先:reha01@juntendo.ac.jp
連絡先
E-Mail:reha01@juntendo.ac.jp
