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順天堂医院の今昔

Story 18 ニコライ堂の塔から

ニコライ堂の塔から写した湯島・本郷台

写真は明治21年(1889)に、お茶の水のニコライ堂(東京復活聖堂)が建設されていたとき、ドームの足場から東京全市を380度にわたって撮影した写真の一枚である。手前には、駿河台の町があり、本郷台に、左手から順天堂、東京女子高等師範学校(お茶の水女子大学の前身)があり、湯島聖堂へと続く。東京女子高等師範学校(現在の医科歯科大学キャンパス)は塀で囲まれており、外堀通りが「くの字」に曲がったところから先が順天堂である。その頃は女子高等師範学校と順天堂の間がメイン通りで、順天堂の門はそれに面していた。

ニコライ堂方面から見た順天堂 1892年(明治25)

ニコライ堂方面から見た順天堂 1892年(明治25)
奥に見えるのが順天堂、手前が東京女子師範学校。順天堂の正門は東京女子師範学校との間の道に面している。外堀側には長屋が並ぶ。
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