2016年12月に開設された「次世代血液検査医学講座(Department of Next Generation Hematological Laboratory Medicine)」は3年間の第一期共同研究事業を終了し、2019年より第二期共同研究事業を開始しました。現在の臨床血液検査の到達点をもとに、新たに人工知能(AI)技術とビッグ・データの活用による統合的診断法を探索することにより、従来の血液検査の診断性能と対象領域を凌駕する次世代の血液検査診断システムを構築し、病態診断支援の実現を目指します。
本講座は高度医療・教育機関と検査関連企業との産学連携のもとで研究開発を進めます。
統合的診断法に基づく病態診断支援は、近未来の次世代血液検査システムとして、検査精度の飛躍的向上を実現し、診断の迅速性・正確性・経済性を高め、診療に大きく貢献することが期待されます。われわれは、上記のような最先端技術を駆使した新しい血液検査を創生することを目標とするとともに、世界レベルでの精度管理・標準化を視野に置き、順天堂大学発のプロダクトと知見を世界に向けて発信する講座として発展すべく、力を尽くしてまいります。

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