先進医療

先進医療とは

先進医療は、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、保険診療との併用を認めることとされているものです。
有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとされています。
当科では先進医療として「骨軟部腫瘍切除後骨欠損に対する自家液体窒素処理骨移植」を2008年より末原義之准教授を中心に導入し、現在も継続して治療を行っております。

骨軟部腫瘍切除後骨欠損に対する自家液体窒素処理骨移植

骨腫瘍に対する手術療法に際し、患者自身の罹患骨を用いて再建する方法。切除骨から腫瘍病巣を取り除いた後、液体窒素で冷却処理し、腫瘍切除後の骨欠損部の再建に用いる。従来用いられてきた熱処理等と比較し、軟骨基質の温存、蛋白・酵素の温存が可能で処理後も骨形成因子の活性が保たれるため骨癒合に有利である。術後の関節機能が温存されるほか、容易に処理を行うことができる。

先進医療に係る費用:58,000円(一連の治療につき)
担当診療科:整形外科・スポーツ診療科

当院の「順天堂医院の先進医療」のサイトhttps://www.juntendo.ac.jp/hospital/patient/forward/にて、先進医療に関して詳細をご覧いただけます。