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【国際教養学部】異文化コミュニケーション領域 卒業論文中間報告会が開催されました

2024年712日(金)、国際教養学部 異文化コミュニケーション領域ゼミナール主催の卒業論文中間報告会が行われました。4年生は、就職活動をはじめとした自分の進路選択と並行して卒業論文研究に取り組みます。そのため、異文化コミュニケーション領域では、皆が卒業論文研究を完遂できるように、節目となる共通プロセスを設けて取り組んでいます。中間報告会はその一環です。

 

IC卒論中間報告会2024_05

 

こちらの報告会は卒業論文研究を中間の時期で共有することで、研究目的の明確化や分析の精緻化を図るものです。異なるゼミナールの教員・学生に向けて報告するこのプロセスは、自分の研究の意義を理解してもらうためのコミュニケーションの工夫が必要という点で、異文化コミュニケーションの実践でもあります。

 

当日はニヨンサバ学部長による激励のご挨拶に始まり、それぞれの研究報告と教員・学生との質疑応答が進行していきました。

 

異文化コミュニケーションと聞くと、ともすると「外国との交流」といったものをイメージしがちですが、実際には非常に広い意味合いがあります。今回の報告会でも、「化粧品広告」「ディズニー映画」「アメリカのスポーツ記事」などといった多種多様なテーマと絡めた研究が見られました。

 

会の進行は、異文化コミュニケーション領域のゼミナール所属の3年生たちが行い、5時間ほどの会をスムーズに進めてくれました。先輩の発表を聞いた、3年生たちのコメントをお届けします(本記事用に一部編集しています)。皆さん、どのようなことを学んだでしょうか。

 

  • 納得する卒論を作成するために、他の人の意見を取り入れることで再考察できる。その重要性を理解した。
  • 報告会という場を通して得ることができるフィードバックを参考に、卒論をより良い物にできるということ。
  • 調査を行う際は具体性を持たせ、現実的に可能かを考察した上で、調査方法を設定すべきだということ。
  • 第三者の意見や質問を聞くことで、自分では気づけなかったことに気づき、より良いものができると感じた。
  • 調査を行う際には、個人差やプライバシーなど匿名性に配慮した上で行うことも重要であるということ。
  • 論文では具体的かつ有効な研究方法を提示し、誰もがわかるような、筋の通った説明が必要であるということ。
  • 調査研究をするときは、事前にすべきことを計画立て、不可能ではない現実的な調査にすること。
  • 質問をもらうことによって、客観性を持たせることができる。
  • 自分が伝えたい情報を的確に伝えるには、事前準備を行う必要があると考えた。また、聞く側も事前資料に目を通すなど準備が必要だと感じた。
  • 自分の研究に関連する事象や理論への理解や知識の欠如が現れてしまうこともあるということに危機感を感じ、批判的視点が重要だと認識した。
  • 自分の研究の価値を認めてもらうためには、読み手(聞き手)に興味を持ってもらえるな書き方(伝え方)が求められると感じた。また、自分の研究内容に第三者視点から意見を貰える場は非常に貴重であり、研究がより良いものになると感じた。
  • 日常生活の様々な現象や、自分の興味・感心を、異文化コミュニケーションの観点から見ることにより気付きに変化が生じて、新しい発見につながると考えた。

 

本日は、一旦立ち止まって自身の研究を見つめるいい機会となったことでしょう。

4年生の皆さん、卒業論文の完成に向け、引き続き頑張ってください!

 

ニヨンサバ学部長のご挨拶

集合写真

報告の様子

質疑応答の様子

 

異文化コミュニケーション領域

この領域では、さまざまな言語的・文化的背景を持つ人たちとの間におけるコミュニケーションの課題とその解決方法を考えていきます。

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