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2024.08.28 (WED)

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【国際交流】タイ・カセサート大学の大学院生を複数の研究室で受入れ!Dadaさんが1カ月間さくらキャンパスで学びました!

dadaさんtop写真ver2※

Dadaさんと町田修一教授の研究室(運動生理学)のみなさん(最前列右から2番目:Dadaさん)

 

202478日(月)~84日(日)の1カ月間、タイ・カセサート大学の大学院生・Wimonsiri Nasoontorn(以下、Dadaさん)さんをさくらキャンパスで受入れいたしました。

カセサート大学とスポーツ健康科学部は学部間協定を結んでおり、これまでも両大学が相互に学生を派遣するなど、国際交流が活発に行われています。

今回、以前に学部生として国際交流でさくらキャンパスを訪れたことがあるDadaさんが、再度さくらキャンパスで自然科学系の実験や研究活動について学びたいという強い希望を持っていたことから、受け入れが実現しました。

  

1週目は町田修一教授の研究室(運動生理学)で学びました。

Dadaさんは研究室で開催されている抄読会に参加したり、原著論文を読んだりしました。また、学部生のゼミ活動の実験にも積極的に参加し、学生とコミュニケーションをとりながら取り組みました。Dadaさんはカセサート大学でアスリートを対象とした筋電図測定の経験はありましたが、高齢者を対象とした筋電図測定は初めての経験でした。町田教授らが行っている高齢者を対象とした研究活動に参画することで、日本とタイにおける高齢者への研究活動の違いを感じ、高齢者の定期的な運動の重要性に気が付いたとのことです。

また、さくらキャンパスのATルームでアスレティックトレーナーの活動を見学しました。タイにはアスレティックトレーナーの職業が少ないため、その規模や活動内容に衝撃を受けた様子でした。

 

dadaさん実習見学の様子

測定見学の様子

dadaさん実習見学の様子2

院生とコミュニケーションをとる様子

 

2週目は鈴木宏哉先任准教授の研究室(発育発達学)で学びました。

幼児を対象とした鈴木先任准教授らの研究活動の一環として、実際に幼稚園を訪問し、研究室の活動をサポートしました。また、子どもたちとも関わる機会もあり、さまざまな活動やゲームを楽しみました。

講義も受講しましたが、日本の講義はタイの講義と全く異っていたとのことです。その他、グループワークとしてテーマに基づいてグループディスカッションも行いました。言語に不安があったものの、最終日にはとても多くの仲間ができていました。

 

dadaさん受講中の様子

講義を受ける様子

dadaさんディスカッションの様子

ディスカッションも行いました

 

3週目は柳谷登志雄教授の研究室(バイオメカニクス)で学びました。

研究室のゼミ生や大学院生とお互いの国についてたくさん会話を交わし、文化的な見識を交換できたことを喜んでいた様子です。もちろん、研究活動も行いました。地面反力 (GRF) の測定やランニングシューズに関する研究プロジェクトのためのデータ収集などをサポートしました。

 

dadaさん実験中の様子

実験を見学

dadaさん実験中の様子3

とても興味を持っている様子でした

 

最終週は再び、町田修一教授の研究室(運動生理学)で学びました。

最終週ということもあり、今回の滞在期間を振り返り、報告書をまとめました。また、研究活動以外の時間も、運動生理学研究室のBBQパーティーに参加し、院生や教員とともに楽しい時間を過ごしました。

 

研究活動を通じて、日本とタイの違いを感じることができ、日本に来たからこそ学べたことも多くさんあったようです。また、言語に不安を感じていたものの、本学の学部生や大学院生とのコミュニケーションを大いに楽しんでくれました。

今回の順天堂大学での経験から、Dadaさんご自身の考えや視野が広がり、タイでの今後の活動や取組みに活かしてくれることを期待しております。

また、Dadaさんとの交流は、本学の学部生や大学院生にとっても貴重な機会になりました。

今後もさくらキャンパスでは積極的に国際交流事業を推進して参りたいと考えています。