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2021.07.15 (THU)

  • 順天堂大学について

「スポーツにおけるジェンダー平等を促進するための日ASEANワークショップ」を女性スポーツ研究センターが実施機関としてサポート。

日本から「若手女性スポーツリーダー」として本学学生が参加

2017年日本政府とASEANは第1回「日ASEANスポーツ大臣会合 (AMMS+Japan) 」を開催し、スポーツを通じた健康で豊かな生活習慣や人と人のつながりの促進による、レジリエンスの強化及びASEAN地域と日本の人々との約束の構築を目指しています。この政府レベルでの連携のために、順天堂大学女性スポーツ研究センター(センター長:小笠原 悦子)は、スポーツにおけるジェンダー平等の促進およびASEANと日本の協力関係を強化するためのアクションである「ASEAN-JAPAN Workshop on Promoting Gender Equality in Sports」の実施機関として、下記概要にてワークショップを行うこととなりましたので、お知らせします。さらに、2日目には、一般聴講可能なプログラムとして、オープンシンポジウムも開催いたします。また、ASEAN各国から参加する「若手女性スポーツリーダー」の日本代表として、本学学生2名の参加が予定されています。

日ASEANワークショップ

ワークショップ概要

正 式 名 称: ASEAN-JAPAN Workshop on Promoting Gender Equality in Sports
日本語表記: スポーツにおけるジェンダー平等を促進するための日ASEANワークショップ

開 催 主 旨
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中に4日間のワークショップを行い、スポーツにおけるジェンダー平等を促進することにより、ASEANと日本の協力関係強化を図る。
ASEAN地域におけるスポーツを通じたジェンダー平等社会の実現及び女性スポーツの発展を視野に入れ、そして、ジェンダー平等(SDGs ゴール5)の達成に向けた支援に従事し、ASEAN加盟国の政府関係者、国内オリンピック委員会(NOC)の女性スポーツ委員会の代表者、若手女性リーダーがオンラインで一堂に会し、各国の実行可能な戦略を策定するとともに、次世代の女性リーダーを育成する。
「ASEAN-JAPAN Workshop on Promoting Gender Equality in Sports」の目的
  1. ASEANにおける女性のスポーツ参加を促進するためのASEAN各国のアクションプランを策定する
  2. スポーツを通じた、ライフスキル・リーダーシップトレーニングを実施し、ASEAN各国の若年女性のエンパワーメントを図る
日 程:2021年8月10日(火)~ 8月13日(金)
実 施 形 式:オンライン
共同主催者:ASEAN事務局、スポーツ庁
協 力:UN Women(国連女性機関)日本事務所、UN Women(国連女性機関)インドネシア国事務所兼ASEAN事務所
実 施 機 関:順天堂大学 女性スポーツ研究センター(JCRWS)

主 な 講 師
2020年のIOC Women and Sport Award(南北アメリカ地区)を受賞したカナダの Guylaine Demers博士、スポーツを通じた女性のエンパワーメントを支援するNOWSPAR代表で、ザンビア大学の Lombe Mwambwa博士などのグローバルリーダーをメインファシリテーターとして招聘。

関連サイト:女性スポーツ研究センターウェブサイト内 本ワークショップ オープンシンポジウムページ
(URL:https://www.juntendo.ac.jp/athletes/asean2020/open_symposium/

※本プロジェクトは、日本政府を通し、JAIFによりサポートされています
*日・ASEAN統合基金 (JAIF; Japan-ASEAN Integration Fund)
ASEAN統合を推進するためのASEAN諸国の努力への支援、および域内格差の是正、日・ASEAN間の協力促進のための活動支援を目的に、2006年3月、外務省に設置。
対象国:ASEAN加盟10か国

参加者:約60名
若手女性スポーツリーダー
・ASEAN各国の女性(18歳〜25歳):各国2名
・UNESCO’s Youth Task Force on Sports for SDGs のASEANメンバー:5名
・日本からは本学学生2名が参加予定
政策立案者
・中央政府の代表者:各国1名
・地方政府の代表者:各国1名
・各NOCの女性・スポーツ委員会委員長または代表者:各国1名
※参加者は、実施期間の各国状況(感染症、治安等)に応じ、国別に万全の態勢となるよう配慮した上で、オンラインでの参加となります

オープンシンポジウム「ASEAN-JAPAN Gender Equality in Sports」

日 程 :2021年8月11日(水) 10:30~13:30
実施形式:オンライン(Zoomウェビナー利用予定)
聴講対象:オンライン聴講可能な環境を有する方全般
聴講申込:女性スポーツ研究センターウェブサイト内 専用応募フォーム(下記URL)にて申込
申込期間:2021年7月15日(木)~8月8日(日)
オープンシンポジウム専用ページURLhttps://www.juntendo.ac.jp/athletes/asean2020/open_symposium/
※Zoomウェビナー上での同時通訳あり(英語↔日本語)、質疑応答はZoomウェビナーのチャットで受付(日英対応)

<プログラム> ※2021年7月28日現在

開会挨拶
室伏広治 スポーツ庁長官

Part1: アジアの女性とスポーツ(テーマ別3講義)
・なぜASEAN諸国に女性スポーツ政策が必要なのか?
 講師:Ms. Rodora Turalde-Babaran(ASEAN事務局 社会・文化共同体(ASCC)人間開発局長)
・アジアにおける女性スポーツの歴史的なムーブメント
 講師:小笠原悦子(順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科 教授 / 女性スポーツ研究センター センター長)
・SDGs Goals 5におけるスポーツの貢献
 講師:Mr. Jamshed M. Kazi(UN Women(国連女性機関)インドネシア国事務所兼ASEAN事務所 代表)

Part2: 女性のロールモデルの影響におけるパネルトーク
<モデレーター>

野口亜弥(順天堂大学スポーツ健康科学部 助教)

<パネリスト>
Dr. Guylaine Demers(Laval University / 研究・実践者)
山口 香(筑波大学体育系 教授 / 1988年ソウルオリンピック柔道(52kg級)銅メダリスト)
Ms. Ni Nengah Widiasih(東京2020パラリンピック パラパワーリフティングインドネシア代表 / 2016年リオパラリンピック 41kg級銅メダリスト)

Part3: 日本における現在の取り組み
田嶋幸三(公益財団法人日本サッカー協会 会長)

閉会挨拶
石川雅恵(UN Women(国連女性機関)日本事務所 所長)

ご取材について

期間中は、オープンシンポジウムのみ、オンラインにてご取材いただけます。

<取材申込>
ご取材を希望される場合は、下記URLから専用申込フォームにてお申込ください。
申込フォームページURL: https://www.juntendo.ac.jp/athletes/asean2020/open_symposium/

<申込締切>
8月5日(木)
※ワークショップに対する実施機関への取材・お問合せは、順天堂大学女性スポーツ研究センター(asean2020@juntendo.ac.jp)にてお受けします
※登壇者への個別取材にはお応えできませんので予めご了承ください