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2026.07.27 (MON)

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博士前期課程1年制コースを修了した岡納竜之介さんの論文が国際学術誌『Neuroscience』に掲載されました

2025順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程1年制コースを修了した岡納竜之介さんの原著論文が、国際的な脳科学専門誌『Neuroscience』に掲載されました。

  

岡納さんは、独立行政法人日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)/国立スポーツ科学センター(JISS)に所属し、アスリート支援の実務に携わりながら、博士前期課程1年制コースで研究活動に取り組みました。実務と並行して進めた研究成果が国際学術誌に掲載されたことは、本学の教育・研究環境の高さを示す成果の一つとなりました。

論文を手にする岡納竜之介さん
岡納竜之介さん

順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科では、2025年度から博士前期課程に、「1年制コース」を開設しています。同コースは、実務経験を生かして研究に取り組む修業年限1年のカリキュラムです。スポーツ庁「先端的スポーツ医・科学研究推進事業」における国際競技力の向上に資する若手研究者の育成プログラムおよびハイパフォーマンススポーツセンターとの連携推進施策として実施しています。

 

本研究科では、こうした関係機関との連携を通じて、スポーツ現場における実践と学術研究の融合を推進するとともに、多様な実務経験や専門的背景を持つ人材が研究に取り組める教育・研究環境の充実を図っています。本学は今後もハイパフォーマンススポーツセンターをはじめとする関係機関との連携を深め、スポーツ科学の発展とスポーツ現場への研究成果の還元に寄与する教育・研究活動を推進してまいります。

掲載論文の概要

本研究では、スポーツのイメージトレーニングやリハビリテーションで広く用いられている「運動イメージ(身体を動かす様子を頭の中で思い描くこと)」に着目しました。そのうち、自分が動いている様子を視覚的に思い描く「視覚的運動イメージ」においても、実際に運動するときと同様に、脳内の予測システム(順モデル)が働き、想起した運動によって生じる感覚的結果を予測している可能性を、心理物理実験によって示しました。今回の成果は、運動イメージが生じる仕組みの理解を深めるとともに、スポーツにおける効果的なイメージトレーニングやリハビリテーション方法の発展につながることが期待されます。

論文情報

論文タイトル:
Visual motor imagery recruits forward models to predict the sensory consequences of imagined movement
(視覚的運動イメージは、想起した運動の感覚的結果を予測する順モデルを動員する)
掲載誌:
Neuroscience
著者:
Ryunosuke Okanou, Hidefumi Waki, Mika Hangai, Nobuaki Mizuguchi
DOI(掲載論文は下記よりご覧いただけます):
https://doi.org/10.1016/j.neuroscience.2026.07.015