
順天堂大学看護学部同窓会会長
本科9回生 照沼則子
本科9回生 照沼則子

2025年6月で会長に就任して早一年が経ちました。2025年4月、医療看護学部195名、保健看護学部119名の卒業生を迎え、会員数は9,059名となりました。
2024年度を振り返ると、一番のトピックスは地区支部が15支部から、長野県支部及び沖縄県支部が加わり、17支部になったことです。武井テル副会長の長年にわたるきめ細かな働きかけにより、2つの支部が増えたことを嬉しく思います。長野県支部は約200人の会員がおりますが、支部立ち上げに至りませんでした。昨年12月、有志が集まり発会式を迎え、1科18回生の大澤智恵子さんが支部長となりました。また、沖縄県は、県出身の卒業生が少ない地区ですが、移住者も増え会員数は15名になりました。病院や大学で活躍されている人達が中心となり、あっという間に、本年4月発足し、1科21回生の大城凌子さんが支部長になりました。今後の活動に期待いたします。
さて、同窓会とはどのような団体か改めて振り返ってみますと、同窓会とは「大学の発展、卒業生の親睦、後輩の支援、社会への貢献」等、を目的とします。また、「会則」を有し、必要な事項として「目的、会員、役員、総会、委員会、会計等、運営に必要な事項」を定めた団体です。私たちの看護学部同窓会もその規定に則り運営してまいりました。
去る2024年11月、東京都国税局から、同窓会の税務調査を受けました。国税局の説明よる同窓会とは「人格のない社団」すなわち、「法人格の持たない社団であるが、税制上の法人とみなされることもあると位置付けられている」とのことです。具体的には、収益事業がある場合は、事業が赤字であっても全て税務申告の必要があるとの事で、納税の義務が求められました。現在の収益事業は「事業部の売店」と「のびっち」販売です。収益の多少に関わらず、事業をしている場合は税務申告が必要であるとの指示を受け、過去5年分の納税を済ませました。(詳細は本誌の同窓会総会特別報告をご高覧ください)
上記に関連して、役員会では「事業部業務」の見直しをすすめています。浦安キャンパスに医療看護学部が開設した年から、大学からの依頼を受け売店業務を開始し、20余年が経過しています。大学周辺ではコンビニが出来、自動販売機の普及等、学生が事業部に求めるものも変化しています。その為、6月に平井学部長のご協力を得て、学生に売店に関するニーズ調査を行いました。それらを基に事業部の運営のスリム化を図る計画です。
同窓会運営に関する様々な出来事に、役員・理事が協力しあい、速やかに対応しております。会員の皆様におかれましては、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。