小嶋さん
#02

人事部給与厚生課

小嶋さん

※所属部署は取材当時のものです

事務総合職として、大学の根幹を支える

小嶋さん

本学事務総合職に応募した経緯を教えてください。

私は、本学スポーツ健康科学部の卒業生で、在学時は水泳部のマネージャーとして日々部活動に注力していました。部活動の経験から、就職活動時は人のために自分の力が発揮できるような働き方ができる就職先を探していましたが、自身の軸にマッチする仕事がなかなか見つけられませんでした。その際に、お世話になった部活動の先生に順天堂の事務総合職として働くことを提案していただき、大学職員という職業を知りました。大学4年間の学生時代を振り返ってみると、学問・研究を通して学ぶことはもちろんですが、実習や部活動のような正課外活動も重要な学びと成長の機会であったと実感しています。入学してからの貴重な経験を通して成長させてもらった順天堂のために働けることに魅力を感じ、また、先輩職員から話を聞く機会があった際に、本学事務総合職は大学の根幹を支え、サポートしているという話があり、自身の軸にも合っているのではないかと考え、志望・入職するに至りました。

現在の部署の仕事やご自身の担当業務などについて教えてください。

私は昨年度人事異動があり、現在の部署に配属されました。本学の人事部は、総務局として学校法人全体の採用・研修、人事・労務管理や人件費の管理、職員寮や厚生施設の管理・運営などを行っていて、その中でも私の所属している給与厚生課では主に給与・社会保険・福利厚生等の業務を行っています。各キャンパスや附属病院の各種給与厚生業務も遂行しているので、取り扱う業務範囲はとても広いと感じています。

また、近年では大学の学部増加や附属病院の増床等により教職員数が増加しており、それに伴って人事業務は増加していますが、新しいシステムの導入や、課員それぞれが工夫して業務改善に取り組むなどして効率よく業務を行っています。

私は、現在は主に住宅手当・団体生命保険・私学共済積立貯金などの福利厚生各種手続・給与への反映業務や退職金関連業務のほか、労災の申請手続き、事業所内保育所・病後児ルームや職員寮の管理などを担当しています。教職員に毎月給与を支払うという重要な業務なので常に細心の注意を払って業務を行っており、教職員からの問い合わせの対応を滞りなく実施したり、厚生施設の案内をしたりして本学教職員の役に立てたと実感できる時などにやりがいを感じています。

今は異動してまだ1年も経っていないため、現在の部署の理解をさらに深めていきたいと考えています。

異動して違う業務に従事しても、それまでの経験は活きる

小嶋さん

現在の部署の業務を担当するまでに、 どのようなキャリアをたどったのでしょうか。

入職後、初めて配属されたのは順天堂医院の臨床研究・治験センターという部署で、主に、本学の医師が臨床試験(※1)を実施する際の支援業務や、「臨床研究中核病院(※2)」の申請に向けた業務、承認取得後の各種調整業務などに従事していました。入職時には全く医療業界の知識がなかったため、不安も大きかったですが、センターの先生方や先輩職員の方々に業務の内容だけではなく、社会人として様々なことを教えていただきました。これが今でも私の基盤になっており、とても感謝しています。2年目からは、学内外・国内外の研究者、企業の方々と本学医師及び医療従事者との協働による臨床試験や検証実験のサポートを行う「GAUDI(※3)」運営事務局のスタッフのひとりとして、プログラムの立ち上げから、企業や外部機関の方と多く接する業務に従事し、新たな医療機器や医薬品等を生み出す最先端の世界に感銘を受けながらも、学びの多い日々でした。

異動までの約4年間で様々な業務を経験し、本学の多岐にわたる部署の職員や、学生、臨床や研究を行う医師や役員の先生方、企業、官公庁の方々など幅広い関係者の方々と接することができました。入職5年目で給与厚生課へ異動となり、これまでと全く異なる業務に従事していますが、これまでの部署での経験で培った細やかなコミュニケーションや相手の立場に立って考える姿勢など、活かせる部分も多くあると感じています。

1臨床試験とは
新しい薬や手術、放射線治療などを用いた新しい治療、あるいはそれらの組み合わせで行われる治療法などに対して、その効果や安全性について確認するために行われる試験

2「臨床研究中核病院」とは
革新的医薬品・医療機器などの開発を推進するため、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担う病院として医療法上に位置づけられているものです。詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

3オープンイノベーションプログラム「GAUDI」とは
「GAUDI(Global Alliance Under the Dynamic Innovation)」では、開発シーズ(研究の種・アイデア、技術やノウハウ等)を持つ学内外・国内外の研究者、企業に順天堂の誇る大規模臨床プラットフォームを活用して頂きながら、本学医師及び医療従事者との協働による臨床試験(特定臨床研究や医師主導治験等)や検証実験のフルサポートを行います。また、運営事務局として学外のシンクタンク、CRO(開発業務受託機関)、弁理士を加え、それぞれの領域のエキスパートと連携することで、資金調達、製品化・事業化をワンストップで支援し、革新的な医療技術の早期の社会実装を目指します。詳細はこちらのページをご確認ください。

1日の業務スケジュール例

1日の業務スケジュール例

この日は給与支払業務の締め日が近いため、諸手当のデータ作成や給与計算を行うため少し残業をして退勤しています。業務が落ち着いている時期は、課内で協力してカバーしながら休暇を取るなどON・OFFのメリハリをつけて働いています。

幅広いフィールドで、想像以上の経験と成長を

小嶋さん

順天堂の事務総合職を志望している方にメッセージをお願いいたします。

順天堂の事務総合職のフィールドには幅広い業務があり、医師をはじめとした多職種の人と関わりながら、入職前には想像のできなかったような経験ができます。また、人事異動によって、順天堂の中で様々な部署を経験しながらゼネラリストとして働いていけるのも魅力のひとつだと感じています。私のように、異動前の部署と現在の部署で全く異なる内容の業務をすることもありますが、先輩職員の方々が親身になって業務を教えてくださります。また、職員同士で意見を出し合う場面も多く、明るい雰囲気の中で常に協力をしながら、自身も成長できる環境が整っています。

チームワークを大切にできる人、挑戦できる人、順天堂のために自分の力を発揮できる人が活躍できる職場だと思います。ぜひ、私たちと一緒に働いてみませんか。

プライベートの過ごし方

自宅で過ごすよりも外出するのが好きなので、休日はカフェに行ったり、家族や友人とスポーツ観戦に行ったりしてリフレッシュしています。また、最近は免許取得以来あまりできていなかった車の運転に挑戦しています(笑)

車で少し遠出してアウトレットで買い物をしたり、海辺をドライブしたりして楽しんでいます。