住瀬さん
#04

教務課保健医療学部

住瀬さん

※所属部署は取材当時のものです

学生の成長を実感できるやりがい

住瀬さん

本学事務総合職に応募した経緯を教えてください。

学生時代にはゼミ活動やサークル、趣味でやっていた社会人サッカーなどの経験を通して多くの人と関わることができる仕事に興味を持っていました。その中でも、教育機関として目の前の人に深く関わることができ、その人が成長して社会で羽ばたくまでの過程で間接的に様々な人と関わることもできる大学業界に興味を持っていました。前職も大学業界で勤務していましたが、前職と比べて「教育・研究・医療」と職員の活躍のフィールドが幅広い順天堂大学に魅力を感じ、また、スポーツが好きなので、そういった分野でも著名な先生や学生を多く輩出しており、健康総合大学としてその将来性や教育理念・内容にもとても興味を持ったことからも入職を決めました。

現在の部署の仕事やご自身の担当業務などについて教えてください。

本郷・お茶の水キャンパスの教務課に所属しており、主に教員や学生と関わることが多い部門で働いています。私は保健医療学部で、理学療法士や診療放射線技師を目指す学生が所属している学部を担当しています。教員とは、カリキュラムの作成や国家試験対策など、学生をどのように教育していくかを一緒に考えています。学生とは、履修指導や就職支援などで関わりがあり、1学年240名と、一般的な文系学部などと比べるとそこまで人数が多くない学部のため、学生と深く関わることができることも特徴だと思います。

現在は、カリキュラムの検討や国家試験対策、進級や卒業判定に関わる業務を担当しています。また、就職支援も担当しており、学生の就職相談、履歴書・エントリーシートの添削、面接練習なども行っています。その中で感じるやりがいは、やはり学生の成長を実感できた時で、進級に苦労しており相談にのっていた学生が、無事に進級・卒業を迎えたときはとても嬉しく感じました。また、就職相談にのっていた学生が希望の就職先に決まった時なども、その学生の役に立つことができたと実感でき、とてもやりがいを感じられます。自分の人生とは違った道を歩む学生を間近で見られることは、この仕事ならではのやりがいにつながっていると思っています。

ひとつの新しい学部を設立するまでを経験して

住瀬さん

住瀬さんは、学部設立の準備段階から 立ち上げまで経験されたそうですね。

そうですね、入職直後は、医学部に配属され、医学部の授業や試験の対応、実習の手配など教務関連の業務を担当していました。そんな中で、当時、本学保健医療学部の2019年度開設が決まり、その準備の段階から保健医療学部へ異動となりました。これまでの教務経験を活かして学部の立ち上げから授業関連の準備を全て行い、今年ついに4学年全ての学生が揃った完成年度を迎えることができました。全てを一から考えて実行していかなければならなかったので当時は大変でしたが、教職員全員で協力して無事、予定通りに学部を開設することができ、今では本当に貴重な経験ができたと実感しています。また、保健医療学部で1期生の入学から卒業までをすべて見届けられたことはとても感慨深く印象に残っています。

所属されている部門で必要とされる能力や 活躍している社員の特徴はありますか。

一番必要な能力はコミュニケーション能力です。ありきたりかもしれませんが、多くの教員・職員・学生と関わることになるので、きちんとコミュニケーションが取れないと仕事を進めることが難しくなってしまいます。また、予期していなかったことが起こることも多くあるので、臨機応変に対応できる能力がある人が活躍している印象があります。その他には、データや資料などを正確に扱える能力も持っているとより活躍しやすくなると思います。

私自身も、これらのことには気を付けながら日々業務をしています。大学の業務は奥が深く、まだ経験していない業務もあるので、これからも様々なことを経験してどんな仕事でも任せられるような職員になりたいと思っています。将来的には、順天堂大学では医療やスポーツ分野において著名な先生方が数多くいるので、私もそれらの懸け橋となり順天堂の発展に寄与できるようになっていきたいと思っています。また、国際交流の分野でも活躍できるようになっていきたいと考えています。

1日の業務スケジュール例

1日の業務スケジュール例

先生の都合によっては日中に時間が取れず、時間外に会議が組まれることもあるため、そのようなスケジュールの日には前もって業務を調整することが大切です。また、先生が研究のための出張や外出で学外にいることもあるため、オンラインで会議をするなど効率的に進めています。

日本へ、世界へ羽ばたいていく学生の輩出に貢献する

住瀬さん

順天堂の事務総合職を志望している方にメッセージをお願いいたします。

順天堂大学では医療やスポーツをはじめ様々な分野で活躍する先生や学生がいます。日本のみならず世界に羽ばたいていく方と一緒に仕事ができることは、とても刺激的でやりがいのある仕事です。また、私にとっては学生の日々の成長を間近で見ることができる環境で仕事ができることは非常に充実したものと感じています。人と関わることが好きな人や教育分野に興味のある方には特に良い環境だと思うので、皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

プライベートの過ごし方

最近では実践的な英語の勉強でスキルアップを図っています。きっかけは学生がネイティブの先生と話す機会を設けることを目的に始まった英会話レッスンの担当をしたことで、そこで刺激を受けました。先生とのやり取りをすべて英語で行ってみたり、先生からお勧めされたアニメを英語で見たりして、学生側の気持ちにも近づくことを心がけています。

また、教育に関わるうちに自分自身も教育分野に興味を持ったことから、プライベートの時間を調整しながら在職中に大学院にも通っていました。教育学研究科で高等教育に関わる研究を行っており、学修した内容が役立つこともある他、その時の人脈もとても貴重なものとなっています。