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Story 10
明治初期の順天堂
明治初期の御茶ノ水の順天堂である。
もともと佐倉にあった順天堂が分かれて、明治6年に下谷練塀町に東京の順天堂が開設された。院長は二代目佐藤尚中である。ところがたちまち手狭となったために、明治8年、湯島の台地に3200坪の土地を得て、新築移転した。当時、個室のある大きな建物は遊郭だけであったため、新病院は遊郭をモデルに建てられたのであった。
正面から見た順天堂
1871 年(明治4)の佐藤尚中院長
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