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2022.01.27 (THU)

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順天堂と東京ガスによるカーボンニュートラル推進に向けた取り組みについて

~CO2削減ロードマップ策定の取り組み/カーボンニュートラル都市ガス導入~

図1

学校法人順天堂(理事長:小川 秀興、以下「順天堂」)と、東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、このたび、順天堂の4つのキャンパス(本郷・お茶の水キャンパス、さくらキャンパス、浦安キャンパス、三島キャンパス)と6つの附属病院(順天堂医院、静岡病院、浦安病院、順天堂越谷病院、順天堂東京江東高齢者医療センター、練馬病院)におけるカーボンニュートラル推進に向けて「CO2削減ロードマップ策定に関する契約書」と「カーボンニュートラル都市ガス(以下「CN都市ガス」)供給に関する契約書」を締結しました。なお、東京ガスが医療機関向けにCN都市ガスを供給するのは本件が初めてとなります。
大規模医療機関は、24時間体制で空調や照明、多数の医療機器が稼働していることに加え、滅菌や蒸気、給湯といった熱需要もあり、エネルギー多消費型の施設です。先進医療・高度医療の提供や臨床研究といった社会的意義が極めて高い医療機能の維持とカーボンニュートラルの推進の両立が課題となっています。
順天堂はカーボンニュートラルの推進に向け、2030年までのCO2削減ロードマップの策定に取り組みます。東京ガスはお客さま先での再生可能エネルギーの導入や省エネルギー提案等を行ってきた知見・ノウハウを活用し、各キャンパス・附属病院のエネルギー利用の実態を踏まえた順天堂のCO2削減ロードマップの策定を支援します。また、CO2削減の具体的な取り組みとして、2021年12月より、本郷・お茶の水キャンパスにおいて、東京ガスのCN都市ガスを導入し、年間約6,500tのCO2削減に貢献します。

<CO2削減ロードマップ策定のイメージ>

図2

<CN都市ガス供給概要>
供給サイト:順天堂 本郷・お茶の水キャンパス
供給量:約2,300千m3/年
供給開始時期:2021年12月1日

■順天堂「エコキャンパス・ホスピタルの取り組み」

順天堂では、教職員・学生一人ひとりが4Rに対する高い意識を持ち、積極的にエコへの取り組みを推進し、循環型エコ
キャンパス・ホスピタルの実現をさらに加速させます。

4R(フォーアール)とは
順天堂大学は、エコへの取組みにおいて重要なアクションであるReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)、Replace(リプレイス)の頭文字の4つのRを4R(フォーアール)と呼んでいます。

図2

【主な取り組み】
  • 本郷・お茶の水キャンパスでは、新研究棟(7号館)において環境性能認証LEEDのNew Construction版のプラチナ認証を、国内の大学施設として初めて取得しています。*1
  • 文部科学省、経済産業省、環境省主催「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」*2に参加
  • カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス*3への加入について

*1:学校法人として日本初のLEED-New Construction版・プラチナを取得
https://www.juntendo.ac.jp/news/00161.html
*2:文部科学省等主催「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の設立についてhttps://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00678.html
*3:持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、CNLの普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立されたものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進しています。

■東京ガス「CO2ネット・ゼロへの挑戦」

東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出する CO2をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。CN都市ガスなどのさまざまなソリューションの提供により、お客さまとともに地球規模での環境負荷低減への取り組みを推進してまいります。

図4