05 活動報告

2018.08.10

3年生の澤田陽花さんが、アムステルダム メディカルセンターへ短期研究留学しました

基礎研究医養成プログラムでは、所属研究室での活動実績や英語能力により選抜した学生に対して、海外での短期研究留学の旅費支援を行っています。今回、公衆衛生学講座所属の3年生の澤田陽花さんが、2018年7月22日から8月2日に、オランダ アムステルダム メディカルセンター(Amsterdam Medical Center: AMC)への短期研究留学を行いました。

  • 活動報告写真(1)

2018.09.17

澤田陽花さん アムステルダム大学アカデミックメディカルセンター短期研究留学体験記を追加

短期留学体験記

この度私は、アムステルダム大学アカデミックメディカルセンター(amc: academic medical center)へ短期留学を行いました。公衆衛生学の谷川教授、遠藤准教授にご支援いただき、amcの産業保健の研究所であるColonel Instituteにお世話になりました。

Colonel Institute では、オランダの産業保健の中心的な役割を担っています。実用的な情報提供を行い、現場に寄り添った、労働者の健康と仕事に関する研究を進めているのが特徴です。

留学中、Hulshof教授(Prof. Dr. C.T.J. Hulshof MD PhD)をはじめとした研究室の先生方(Molen先生(Dr. Henk van der Molen)、Haije 先生(Prof. Haije Wind)、Angela先生(Dr. Angela de Boer))によるレクチャーの受講や大学院生とのディスカッションを行いました。オランダの産業保健と職場環境をメインテーマに、職業病の予防、産業医のためのガイドラインの作成と改訂、産業保健のガイドラインの作成とその活用促進、オランダの社会保険制度等を学びました。そして今回の成果として、amcとの共同研究を開始されることとなりました。福祉分野をリードするオランダの大学との研究で、より発展的な研究の実施へとつなげて参りたいと思います。また、帰国後、がん罹患患者の復職と病休や働き方についての研究を、今後も進めていきたい所存です。

最後に、今回のオランダ短期留学にあたり、ご指導くださった公衆衛生学講座の谷川教授、遠藤准教授をはじめ、ご支援ご協力いただきました先生方や基礎研究医プログラムの方、誠にありがとうございます。今回の留学を通し、興味を持ち、成し遂げたいことを発信していけば、そのチャレンジする機会を支援し、協力してくださる恵まれた環境が順天堂にあることを実感いたしました。この度の経験を活かし、今後も精進して参りたいと思いますので、引き続き暖かいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。