クラブ・同好会お知らせ

2023.05.06 (Sat)

  • 剣道部

2022年度活動報告 / 2023年度の抱負

集合写真 剣道部_トリミング済

2022年度クラブ活動の状況

 剣道部では昨年に引き続き、全剣連が定める感染予防対策を遵守するとともに、稽古人数を制限し活動を行った。通常時実施していた、3月の強化練習や対外練習は自粛し春季個人戦大会の選手選考を含めた練習試合を多く行った。様々な状況を部員全員が理解し自分自身と向き合い、さらなる向上を目指す活動期間とした。

 

 5月の関東学生剣道選手権大会では男子4年の篠原、3年の駒井、女子3年の永井が勝利を重ね、それぞれ全日本学生剣道選手権大会、全日本女子学生剣道選手権大会の出場権を獲得した。関東学生剣道選手権大会では3年の駒井がベスト16となった。7月に行われた全日本学生剣道選手権大会では各選手は各々の力を発揮すべく戦ったが好結果につなげることはできなかった。8月も通常時のように夏季合宿を実施することはできなかったが秋季団体戦に向けた個々のレベルアップを目指した練習を中心に学内での活動を行った。この夏季の活動を通して選出された選手によって、9月の関東学生剣道優勝大会及び関東女子学生剣道優勝大会に臨んだ。

  

 男子は残念ながら全日本への切符を獲得することはできなかった。女子はベスト16となり全日本女子学生剣道優勝大会に出場を果たした。残念ながら好結果を残すことはできなかったが男女ともに来年度は雪辱を果たすことを誓った。11月の関東男子学生新人戦大会、関東女子学生剣道新人戦大会では男子は3位入賞を果たし、女子はベスト16とシード権獲得し来年への大きな足がかりとなった。

(主務 花村優斗)

2023剣道部_スナップ写真①

2023剣道部_スナップ写真③

2022年度を顧みて

 コロナ禍が収束しないため、時間帯を分けたシフト制による活動とし、男女あるいは学年ごとと工夫しながらの活動とした。外部へ合宿も自粛せざるを得ず、春季は新入生参加や他大学との練習試合はなく学内2年生以上を男女別に分けて春季強化練習を行い、夏季合宿も学内での強化練習とした。

  

 大会については、ほぼ無観客ながら主要大会のみであるが実施された。春季個人戦では、男子は2名(4年:篠原、3年生:駒井)、女子は1名(3年:永井)が全日本大会にコマを進め、残念ながら入賞には至らなかったが主将:篠原がベスト16と気を吐いてくれた。秋季団体戦では、男子は最終決定戦まで縺れた末に全日本大会出場を逃し、女子は関東大会ベスト16で全日本大会にコマを進めたものの2回戦で足下をすくわれた。特に女子は昨年度関東大会3位という成果を挙げ、今年度は頂点を目指して挑んだだけに、悔やまれる敗退だった。男子については昨年に続き全日本大会出場を逃したわけだが、その後の関東新人戦大会では44年ぶりの3位入賞を果たし、来年度の大きな飛躍に向けた勢いになってくれる活躍をみせた。

 

 残念ながら、部員数の増加と剣道場スペースの都合により年間を通じて剣道部全員が揃って活動することができなかった。特に4年生は学生生活を通して合宿を経験することができなかったため、非常に残念ではあるが貴重な学生生活を今後に生かしてもらいたい。3年生以下については、今年度を総括しながら、新たな改革を進めながら次年度以降に向かって準備を進め行くことが重要である。是非とも本クラブが学生生活の中核となり得る充実した活動となるよう、指導スタッフも含めながら考えて進み続けたい。

(監督 中村充)

2023剣道部_スナップ写真②

2023剣道部_スナップ写真④

2023年度の抱負 

 剣道部は、剣道部OB・OG会活動も含めてスポーツ健康科学部、医学部、医療看護学部、国際教養学部、保健看護学部が一体となって活動を行っている。活動理念として「正しい剣道を身に付け、その実践により良き体育・スポーツ指導者、医師、看護師を目指す」を掲げている。スポーツ健康科学部では大きな目標として、将来的には、良き体育・スポーツ指導者および社会のリーダーになること、ならびに剣道の専門的素養を身につけることを掲げており、これは引き続き目指した活動を推し進めていく。

 

 また大会目標としては、昨年度を省みると、男子は前回に引き続き全日本出場を逃し、女子は全日本女子学生剣道優勝大会に出場を果たしたものの、好結果を残すことはできなかった。この結果を踏まえ、まず学年別ミーティングを経たうえで幹部ミーティングを行い、来年度大会に向けて男子は全日本ベスト8以上を目標とし、女子は全国優勝を目標に掲げることとした。この課題および目標を達成するための具体的行動目標として技能面では「個性を自覚し個性を伸ばす」生活面では「当たり前のことを当たり前にする」を掲げることを全体ミーティングにて周知し行動規範を確認した。

 

 部員一人一人が社会人としての「自覚」と「常識」を持ち、クラブの課題や目標を達成するために「当たり前」という行動の意味をあらためて考え、高い意識での行動を推し進めたい。そのためには、剣道に対する取り組みとともに、学業をはじめとした私生活面でも改善を図り、課題および目標を達成することに意義を持つべきだと考える。2023年度に向けて、あらためてコロナ禍や大会での悔しさを共有しているからこそ互いに支え合いながらも切磋琢磨し、クラブとしてならびに各個人が掲げる課題や目標を達成できる環境つくりや雰囲気があるクラブを目指していきたいと考えている。

(主務 花村優斗)