クラブ・同好会お知らせ

2023.05.06 (Sat)

  • 硬式庭球部

2022年度活動報告 / 2023年度の抱負

※2023年8月 特徴的な取組みを追記

硬式庭球部 集合写真

2022年度クラブ活動の状況

 令和4年度、硬式庭球部では3年ぶりとなる関東大学テニスリーグにおいて、男子は「5部昇格」、女子では「5部優勝、4部昇格」という目標を達成することができました。また個人戦でも、男子では関東学生テニス選手権大会ダブルスに1組出場、女子では全日本学生テニス選手権大会予選にシングルスで1人出場することができました。これらの成果を得られた要因には、ここ数年精力的に取り組んでいた組織改革と勧誘活動が挙げられます。

 
 昨年度では、下部リーグでありながらも1部・2部リーグに上がることを見据えながら、チームの意思統一のためMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を定め、ミーティングを重ねながら組織のまとまりを深めていきました。その結果、リーグ本番では他の大学にはないほどのチーム力を発揮でき、勝利をつかむことができました。

 

 勧誘活動では、全国選抜高校テニス大会などの大会に直接出向くことや、SNSで部の情報を発信することにより、順天堂大学硬式庭球部の認知度を高めることに注力しました。また、興味を持ってくれた高校生に練習参加していただくことで部の魅力を知ってもらうなど、多くの高校生に硬式庭球部を目指し受験してもらえるよう取り組みを進めました。これにより競技力を備え、部が求める人物像に合致した人材を多く獲得し、リーグ昇格に向け競技面・組織面で大きなプラス要素にすることができました。
 今年度でも、これまで積み上げてきたものを活用しながら、より一層チームとしての完成度を高めるため、日々精一杯活動していきたいと思います。

(主将 加藤理人・江頭美紅)

2023硬式庭球部_スナップ写真①

2023硬式庭球部_スナップ写真③

2022年度を顧みて

 今年は9月の関東リーグ戦において、男子は5部へ、女子は4部へダブル昇格を果たす事が出来ました。また個人戦では、小島彩那(1年)がシングルスで9年振りにインカレ予選に、植松蓮・坂田学杜(共に2年)がダブルスで6年振りに関東学生本戦に出場する事も出来ました。2018年に私が監督となった当初の厳しい状態から、コロナ期間を乗り越え一定の成果が出せた事は嬉しくもあり、学生の努力の賜物と感じています。

 
 さて、硬式テニス部では中長期のロードマップを描いていますが、第1段階は2021年迄に勝つ為の組織文化の醸成、第2段階は2024年迄に男女2~3部に到達、第3段階は2027年迄に1部に食い込めるレベルとなり、そして2028年以降の第4段階では1部(6校)に定着し運動部を代表するシンボリックな存在となる事を目指しています。

 
 現在は第2段階に入った所でまだ先は長い道のりですが、このロードマップを遂行する上で特に注力しているのは、短期的な競技力向上よりも中長期的な施策です。具体的には学生に早くから職業観を持たせるようにしている事です。施策としては年間10回以上のOB訪問、就活勉強会、そして教員志望、企業志望など進路別のチームに分けた情報交換会等の実施です。その目的は将来像が明確になった学生は自然に探求心が芽生え、思考力の向上、更に主体的な姿勢や目的意識の向上に繋がります。まだ理想の状態にはなっていませんが、今年のリーグ戦の戦い方を見ても意識の高まりにより、自ずとポジティブな互助関係や勝利への追及心も生まれ、チームも個人も成長し確かな手ごたえを感じました。遠回りのようではありますが、この様な取組で我が部は地力をつけ、高い目標に向かって一歩ずつ前進している所です。 

 

 最後になりますが、2月にテニスコートが新設され素晴らしい環境を整えて頂きました事について大学関係各位にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(監督・コーチ 佐々木洋二)

2023硬式庭球部_スナップ写真②

2023硬式庭球部_スナップ写真④

2023年度の抱負

 昨年度は、目標としていた関東大学テニスリーグでの昇格を男女共に達成することが出来ました。今年度も関東大学テニスリーグで男女共に連続昇格を目標に活動していきたいと思います。目標を達成するためには、競技力の向上に加え人間力、チーム力などの向上も欠かせないと考えております。そのためには活動する目的や意義を部員全員で意思統一することが重要だと感じ、今年度は昨年度設定したMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を男女部それぞれで振り返りを行い、男子部は「大学スポーツ界で日本一影響力のあるチームを目指す」、女子部は「スポーツ健康科学で社会に貢献する」をビジョンに掲げ、この達成に必要なミッション、バリューの見直しを行いました。これらの目標達成のために、新たな役職を設定し昨年度同様部員一人ひとりに役職を設けました。

 

 大学での学びや学外での活動を活かしヒッティング・トレーニングのメニューの作成や毎週ミーティングを設け、部内の状況の把握や意思統一、OB・OG訪問やSNSでの活動など部活内外関わらず様々なことに取り組んでおります。このような活動を通して部員一人ひとりがチームに欠かせない人間となり、多方面から目標達成に取り組んでまいります。また、医学部や医療看護学部との交流については、昨年度は追い出しコンパを実施するなど少しずつではありますが交流する機会を増やすことが出来ました。今年度も3学部で話し合いを重ね、3月には合同合宿を実施する予定です。

 
 昨年度も大学、部長、監督、コーチ、OBOGの先輩方の多大なご支援をいただき、今の環境が成り立っていることへの感謝の気持ちを忘れずに、さらに進化したチームになれるよう日々精進してまいります。

(主将 加藤理人・江頭美紅)

硬式庭球部の特徴的な取組み①

就活班の取組み

硬式庭球部には就活班というものがあります。これはOBOGに定期的にZoomや面前で就職に関する勉強会を実施頂いています。(2022年度は10回程度)

教員志望、企業志望、公務員志望などに分かれ、1年生の時から職業観を持ってもらうようにしています。目的は将来の目標が明確になるほど、時間を大切にする(練習にも集中する)ことに繋がるため、数年前から学生主体で実施しています。
ここ数年卒業したOBOGからもこの取り組みの効果を卒業後に実感していると報告をもらっています。
硬式庭球部
勉強会の様子

硬式庭球部の特徴的な取組み②

学生によるスカウト活動

チーム内のスカウト班やその他立候補者が高校の大会に出向き、大学のアピールをしています。名刺を作り、高校の指導者に対して挨拶や大学の説明をするなどのコミュニケーション力を醸成することが目的です。
また、資料を作成し選手やご父兄に自分たちの言葉で硬式庭球部を売り込んでいます。これにより自分の大学や部に誇りを持つことが出来ています。
成果としては今年の1年生は男女で22名、2年生は男女で14名と飛躍的に部員数が増えつつあります。
硬式庭球部学生勧誘の様子
高校生と面談の様子