クラブ・同好会お知らせ

2024.06.12 (Wed)

  • 陸上競技部

2023年度活動報告 / 2024年度の抱負

陸上集合2

2023年度クラブ活動状況

 2023年度、陸上競技部は主将・出口晴翔、女子主将・井上紗耶加、主務・山本航輝、女子主務・木内万梨子を中心に過去最多となる総勢382名で活動した。2023年度は「百花斉放」というスローガンを掲げ、部員1人1人の力が発揮されることでチーム全体が勢いづくことを目指し競技に取り組んだ。
  
 今年度は集団応援が可能になるなど、ほぼコロナ禍以前の活動となった。チームはシーズンインの勢いそのままに関東インカレに臨むと、優勝種目数は1つながらも走・跳・投の各種目でまんべんなく得点を重ね2年ぶり17回目の男子総合優勝を果たした。また、日本インカレにおいては110mハードルで村竹ラシッド(4年)の日本タイ記録を筆頭に選手全員が力を出し切り、男子総合3連覇を達成した。3連覇は16連覇がストップした1985年以降初めてであり、陸上競技部の新たな歴史の幕開けを感じさせた。
 ブダペスト世界陸上においては三浦龍司(4年)、梅野倖子(3年)が代表として参加、三浦が6位入賞を果たした。さらにワールドユニバーシティゲームズにおいて立岩和大(M2)、萬壽春輝(4年)、杭州アジア競技大会において宇野勝翔(4年)、梅野が日本代表として出場するなど多くの学生が国際舞台で躍動した。
 
 男子駅伝においては三浦、藤原優希(4年)による主将2人体制を敷き挑んだ。しかし出雲・全日本・箱根と三大駅伝のいずれも実力を十分に発揮しきることができなかった。次回の全日本・箱根駅伝では予選会からの挑戦となるが、必ずや今年度の無念を晴らしてくれるであろう。
 女子駅伝では、関東・全日本・富士山の3大会において奮闘した。中でも関東女子駅伝において田島愛理(1年)が区間新記録を樹立するなど、下級生に勢いがあった。

2024年度も学生陸上界を牽引する存在として順天堂大学が活躍することを期待している。

(主務 山本航輝)


01:陸上競技部_集合写真【全部員】

2023年度を顧みて

 陸上競技部の目標は、チームとして日本インカレ、駅伝大会での活躍、個人として、自身の競技力向上、より高いレベルの試合へ挑戦、さらに国際大会で活躍するトップアスリートの育成を掲げている。この1年も本競技部は日本陸上競技界におけるチャンピオンチームとしての結果を残すことが出来た。
 
 男子3000m障害の三浦龍司は、6月のダイヤモンドリーグ・パリ大会で自身の日本記録を0.01秒更新、ブタペスト世界選手権では、6位入賞を果たし、同種目世界選手権では日本人初となる快挙であった。その後のダイヤモンドリーグファイナルにおいて5位となった。
 ワールドユニバーシティーゲームズでは、男子20km競歩で萬壽春輝が3位、立岩和大が5位入賞を果たした。そして、アジア競技大会では、宇野勝翔が男子200mで8位、4×100mリレーで2位、梅野倖子が女子20km競歩で4位入賞と多くの部員が国際大会で大活躍をした。
 男子チームは、関東インカレで2年ぶり17回目の総合優勝を果たし、日本インカレでも総合得点94点を獲得し、2位以下に大差をつけて31回目の総合優勝、3連覇を果たした。この日本インカレでは、村竹ラシッドが110mHで13秒04の日本タイ記録(学生新記録)をマークした。一方、駅伝大会では、出雲駅伝10位、全日本大学駅伝11位、箱根駅伝では17位と苦戦し、来年は予選会からのスタートとなった。
 女子チームは、関東インカレは総合4位と大健闘し、日本インカレでは総合15位と善戦した。全日本大学女子駅伝10位、富士山女子駅伝は16位であった。
 
 来年も更なる高みを目指し、世界へのチャレンジ、日本インカレ男子総合優勝4連覇、女子総合力の向上、箱根駅伝、女子駅伝での躍進を果たし、部員一人一人が成長できるクラブであり続けたい。

(部長・監督 青木和浩)

陸上_三浦陸上_宇野

陸上_村竹陸上_出口

2024 年度の抱負

 順天堂大学陸上競技部は日本の頂点に立ち、世界と戦うことを目標にしている。過去にも日本代表選手として世界で戦う選手を数多く輩出しており、昨年も本陸上競技部から数多くの日本代表選手を輩出した。選手のみならず本陸上競技部の関係者も共に日本を背負って戦い、日本に夢と希望を与えた。本年度も本陸上競技部の選手・指導者が日本を代表して活躍し、順天堂大学陸上競技部の名を世界に広げる存在にしていく。 
 
 昨年陸上競技部は、日本インカレ3連覇(総合31回目)、関東インカレは総合優勝をし一昨年の雪辱を晴らした。しかし箱根駅伝は総合17位となり、シード権を逃す結果になってしまった。この結果を受け入れ、今年は日本インカレ4連覇、関東インカレ連覇、予選会を得て箱根駅伝の総合優勝を目指す。チーム全体の規模が過去最高に大きくなったことで、よりチームとしてのまとまりと自覚が必要になる。選手、スタッフ一人一人が密に連携をとり、順天堂大学陸上競技部の一員である自覚とともに選手が、チームの目標に向かって全力で取り組む。
 女子は日本インカレ総合8位入賞、関東インカレ過去最高順位である4位以上、シード権の獲得を目指す。「つながり」をキーワードにし、すべてのつながりに感謝し、競技面ではチーム内での競い合い、優勝者、入賞者を多く出すことを目標にする。 
 
 今年はパリオリンピックが開催される予定であり、スポーツ界が大いに注目される。本陸上競技部がスポーツ界を盛り上げる中心的存在になれるよう精進していく。 

 上記の目標に向かって、伝統を受け継ぎながらも新しいことを取り入れ、種目、男女問わず切磋琢磨し合える多様性のあるチームと環境を作っていく。本年度も常に頂点を目指し続け、順天堂大学陸上競技部としての誇りを胸に活動していく。

(主将 田中隆太郎)

陸上_本田

陸上_田中