クラブ・同好会お知らせ

2024.06.12 (Wed)

  • 剣道部

2023年度活動報告 / 2024年度の抱負

集合写真 剣道部

2023年度クラブ活動の状況

 剣道部では昨年に引き続き、全剣連が定める感染予防対策を遵守するとともに、稽古人数を制限し活動を行った。3月の強化練習や対外練習試合を再開し、春季個人戦大会の選手選考を含めた練習試合も多く行った。様々な状況を部員全員が理解し自分自身と向き合い、さらなる向上を目指す活動期間とした。

 5月の関東学生剣道選手権大会では男子4年三戸、丹治が全日本学生剣道選手権大会の出場権を獲得した。7月に行われた全日本学生剣道選手権大会では各選手は各々の力を発揮すべく戦い、4年三戸がベスト16となった。 8月は夏季合宿を実施し秋季団体戦に向けた個々のレベルアップを目指した練習や外部との練習試合を行った。この夏季の活動を通して選出された選手によって、9月の関東学生剣道優勝大会及び関東女子学生剣道優勝大会に臨んだ。男子は5年ぶりに全日本学生剣道大会の切符を獲得した。
 女子はベスト8となり全日本女子学生剣道優勝大会に出場を果たした。11月に行われえた全日本学生剣道大会ではベスト8に入賞し好結果を残すことができた。全日本女子学生剣道大会では残念ながら好結果を残すことはできなかったが来年度へ雪辱を果たすことを誓った。
 11月の関東男子学生新人戦大会では男子が初優勝という快挙を成し遂げた。関東女子学生新人戦大会では1回戦敗退となってしまい、女子は悔しさの残る年となった。
 12月行われた全日本学生オープン大会において男子Aチームが2位となり、来年への大きな足がかりとなった。

(主務 出張文寛)

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2023年度を顧みて

 春季はコロナ禍が落ち着かない状況を考慮して新入生参加や他大学との練習試合を控えた学内強化に留めたが、夏季は通常に近づけて熊本で4年ぶりとなる強化合宿を実施し、状況に合わせて安全の確保と強化との両立を図った。
 
 春季個人戦において、男子は2名(4年:三戸・丹治)が関東大会を勝ち抜いて全日本大会にコマを進め、全日本大会では残念ながら入賞には至らなかったが三戸がベスト16進出と気を吐いてくれた。
 秋季団体戦において、男子は関東大会最終決定戦にて、女子は関東大会ベスト8にて全日本大会出場権を得た。全日本大会では、男子は準々決勝で優勝校に逆転負けを喫したものの、ここ数年低迷していた悔しさを晴らすように大将:駒井を中心にチームがよく纏まった素晴らしい戦いを見せてくれた。
 女子は2回戦で、関東大会で敗れた相手との再戦であったが不運に見舞われて惜敗したものの、6年連続の出場は安定感を備えてきたと感じられた。
 
 全日本大会の一ヶ月後には関東新人戦を迎えたが、男子は全日本大会でみせたチーム雰囲気を継続して素晴らしい戦いを展開し、本学にとっては初の関東大会での優勝を掴み、同大会では28年ぶりの初優勝校誕生となった。
 
小川理事長が創部して60年の歴史を刻む本クラブにとって、多くの先輩方が築いた伝統を礎にして初めて辿り着いた一つの頂点である。7年前に女子が関東大会準優勝で新たな勢いを吹き込んでくれたが、その男女間による相乗効果もあって今回の優勝に結びついたと感じる。もちろん今回の結果に慢心することなく、先に求める頂点への通過点として進んでいかなければならない。
 それは、単に大会戦績にのみ拘るのではなく、学生として学業や将来の進路を深慮しながら、競技に取り組む姿勢そのものが大切だということを再確認し、新たな2024年度に取り組みたい。

(監督 中村充)

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2024年度の抱負 

 剣道部は、剣道部OB・OG会活動も含めてスポーツ健康科学部、医学部、医療看護学部、国際教養学部、保健看護学部が一体となって活動を行っている。活動理念として「正しい剣道を身に付け、その実践により良き体育・スポーツ指導者、医師、看護師を目指す」を掲げている。
 
 スポーツ健康科学部では大きな目標として、将来的には、良き体育・スポーツ指導者および社会のリーダーになること、ならびに剣道の専門的素養を身につけることを掲げており、これは引き続き目指した活動を推し進めていく。また大会目標としては、昨年度を省みると、5年ぶりに全日本学生剣道大会出場を果たしベスト8という好結果を残すことができた。
 女子は全日本女子学生剣道優勝大会に出場を果たしたものの、好結果を残すことはできなかった。この結果を踏まえ、学年別ミーティング、幹部ミーティングを行い、来年度大会に向けて男子は関東大会優勝、全国3位以上、女子は全国優勝を目標に掲げることとした。
 
 この課題および目標を達成するための具体的行動目標として技能面では「個性を自覚し自らで個性を伸ばす」生活面では「当たり前のことを当たり前にする」を掲げることを全体ミーティングにて周知し行動規範を確認した。部員一人一人が社会人としての「自覚」と「常識」を持ち、クラブの課題や目標を達成するために「当たり前」という行動の意味をあらためて考え、高い意識での行動を推し進めたい。そのためには、剣道に対する取り組みとともに、学業をはじめとした私生活面でも改善を図り、課題および目標を達成することに意義を持つべきだと考える。

 2024年度に向けて、あらためてコロナ禍や目標達成への意識共有をしているからこそ互いに支え合いながらも切磋琢磨し、クラブとしてならびに各個人が掲げる課題や目標を達成できる環境つくりや雰囲気があるクラブを目指していきたいと考えている。

(主務 出張文寛)