教室紹介、スタッフ紹介、研究、業績等、順天堂大学大学院 難病の診断と治療研究センター・糖鎖創薬研究室に関する様々な情報をご案内します。

順天堂大学大学院 各研究分野紹介 人体の生命機能
大学院医学研究科附属研究施設難病の診断と治療研究センター・糖鎖創薬研究室 各研究分野紹介一覧へ

NEWS


 

■2019.11.12

Scientific Reportsに本研究室の伝田香里特任助教の論文「Products of Chemoenzymatic Synthesis Representing MUC1 Tandem Repeat Unit with T-, ST- or STn-antigen Revealed Distinct Specificities of Anti-MUC1 Antibodies」が掲載されました。

腫瘍抗原MUC1に対する抗体が多数作製され、腫瘍マーカー(CA15-3)として広く用いられたり、MUC1特異的T細胞療法(CAR-T)への応用が試みられたりしています。しかしながら、これらの抗MUC1抗体がMUC1コアペプチドの、どこに、どのような糖鎖がついた構造を認識するのか、系統的な解析はなされていませんでした。本研究では、MUC1タンデムリピートの1ユニット中の5ヶ所のO-結合型糖鎖修飾可能部位に、4種類の糖鎖が結合した糖ペプチド20種類を酵素化学的に作製することで、13種類の抗MUC1抗体の多様な結合特異性を明らかにしました。この成果は、抗MUC1抗体の特異性に基づいた新たな診断、治療薬の開発に結びつくことが期待されます。

なお、本研究はAMED 次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」の支援により、産業技術総合研究所との協力のもとに実施されました。

詳細はこちらをご覧ください ↓
https://www.nature.com/articles/s41598-019-53052-1

   
 

■2019.09.03

8月30日(金)に、ユトレヒト大学感染症学免疫学の李欣悦さんによるGraduate Student Seminar 「MUC1 is a receptor for the Salmonella SiiE adhesin that enables apical invasion into enterocytes」を開きました。主に学内から約10名の参加があり、活発な質疑が行われました。

   
 

■2019.09.03

8月15日(木)に、ラトガース大学医学部でAssistant Professorとして研究室を運営している隈本洋介博士による糖鎖創薬研究室・Special Seminar「Role of dendritic cell subsets in T helper type 2 responses」を開きました。学内外から三十数名の参加者を得て、活発な議論が展開しました。

   
 

■2019.08.15
*** セミナー開催のご案内(このセミナーは終了しました。) ***

2019年8月30日(金)午後4時より Xinyue Li 氏によるセミナー
「MUC1 is a receptor for the Salmonella SiiE adhesin that enables apical invasion into enterocytes 」を開催します。

詳細につきましてはこちらのポスターをご覧ください [PDF]

   
 

■2019.08.01
*** セミナー開催のご案内(このセミナーは終了しました。) ***

2019年8月15日(木)午後5時より隈本洋介先生によるセミナー「Th2 型免疫応答における樹状細胞サブセットの役割」を開催します。

詳細につきましてはこちらのポスターをご覧ください [PDF]

   
  書籍「ストライヤー生化学」

2018.09.01

本研究室の入村達郎先生が監訳された『ストライヤー 生化学』 第8版(J.M.Berg 、J.L.Tymoczko、 G.J.Gatto.jr、 L.Stryer著)が東京化学同人より出版されました。

詳細はこちらをご覧ください ↓
http://www.tkd-pbl.com/book/b373107.html

   
 

2018.04.03

Scientific Reports に本研究室の藤平陽彦さんの論文 「A Critical Domain of Ebolavirus Envelope Glycoprotein Determines Glycoform and Infectivity」が掲載されました。

ヒトを含む霊長類に重篤な出血熱を引き起こすエボラウイルスには5つの亜属があり、亜属によってヒトに対する致死性が大きく異なります。本研究では、致死性が最も高い亜属と致死性を示さない亜属を比較し、ウイルス表面にある糖タンパク質の構造的な違い(糖鎖構造およびアミノ酸配列の違い)がその亜属間の違いを生み出していることを明らかにしました。

詳細はこちらをご覧ください ↓
https://www.nature.com/articles/s41598-018-23357-8html

   
  書籍「感染と免疫」

2017.09.01

本研究室の入村達郎先生・伝田香里先生が監訳された『感染と免疫』 第4版(John Playfair・Gregory Bancroft 著)が東京化学同人より出版されました。

詳細はこちらをご覧ください ↓
http://www.tkd-pbl.com/book/b308552.html

   
 
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