注)感染あるいはその可能性があるサンプルの持ち込みは禁止しています。ご協力お願い致します。但し、固定済みで安全性が確認できたサンプルについては、その旨を申し出てもらえば持ち込み可能です。詳細は問い合わせください。
1)依頼標本作製
病理標本の作製(一般病理標本・神経病理標本・組織化学標本)、および電子顕微鏡(透過型・走査型)用標本の作製を行っています。標本作製依頼伝票に必要事項を記入し、固定済みのサンプルと一緒に提出して下さい。
<光顕・病理標本>
1. 病理標本
HE染色に加え特殊染色にも可能な限り対応します。また免疫組織化学用などに未染色標本の作製依頼も可能です。サンプルは固定済み組織、または既に作製済みのパラフィンブロック、未染色切片からの依頼を受け付けています。
2. 免疫組織化学標本
パラフィン切片での酵素抗体法(DAB発色+ヘマトキシリン核染)が基本になります。一次抗体は依頼者の持ち込みとなります。また、免疫染色には多様な方法や制約などがあるため、希望者は必ず事前に相談してください。TUNEL法などの組織化学の依頼も受け付けています。
<電子顕微鏡試料>
1. 透過型電子顕微鏡用試料
組織・培養細胞等の包埋から超薄切片作製、電子染色までの一連の作業を行っています。包埋(ブロック作製)までの依頼や包埋済みのブロックからの切片作製依頼も受け付けています。必要に応じて急速凍結、凍結置換、凍結切片法、免疫電顕法についても対応しますのでご相談下さい。
2. 走査型電子顕微鏡用試料
試料の後固定・脱水から凍結乾燥・臨界点乾燥、金属コーティングまでの作業を行っています。凍結割断法による試料作製依頼も受け付けています。また集束イオンビーム走査型電子顕微鏡(FIB/SEM)が導入され連続断面撮影による三次元解析が可能になっています。
(標本作製上の留意事項)
なるべく希望に沿った標本作製を試みますが、業務の性質上完全にはご希望に応えられないことがあります。
特に失敗が許されない貴重な試料については、失敗した際の責任を取りかねますので、検体の特徴を把握している研究者ご自身で作製をされることをお勧めします。
また極端に依頼数が多い場合、講座・グループごとに件数に制限を設けさせて頂くことがあります。
2)研究支援
当研究室に設置されている様々な研究機器( 主要機器一覧)及び実験台の利用が可能です。また利用者ご自身が標本作製をする際には技術指導と必要試薬類の提供を行っています(提供している試薬・消耗品は一部を除いて有料です)。主に次のような支援を行っています。
- 病理標本、電顕標本の作製支援
- 免疫染色、HE染色の支援
- ミクロトーム類の取り扱い説明および技術指導
- 顕微鏡類の取り扱い説明および技術指導
- 画像解析の支援
その他の特殊な手法をご希望される場合はスタッフにご相談下さい。
初めて利用する際には各機器それぞれの使用説明・講習を必ず受けて頂きます。研究機器・実験台は予約制になっていますので予約を入れてから利用して下さい。また各種顕微鏡からのデータ取得にUSBメモリ等を使用する際は、必ずウィルスチェック用のパソコンでウィルススキャンを行ってから使用して下さい。
3)謝辞
当施設の利用を伴う研究成果を論文として発表される場合は、研究室への謝辞を入れて頂くようお願い致します。また事業報告書の作成のため論文リストの提出をお願いすることがあります。ご協力をお願い致します。
(謝辞例文)
We thank members of the Laboratory of Morphology and Image Analysis, Biomedical Research Core Facilities,Juntendo University Graduate School of Medicine for technical assistance with microscopy.
|