05 活動報告

2014.9.10

3年生鈴木佑治君による研究インターンシップ報告会を行いました

2014年9月9日(火)、「大学生のための生命科学研究インターンシップ」に参加したM3鈴木佑治君が、5日間の研究成果をランチョンセミナーで報告しました。幹細胞や細胞分化に興味を持っていた鈴木君は、初期発生研究チーム(Sheng研)への配属を希望し、ニワトリの初期胚に成長因子を加えて中胚葉を分化させる実験を行いました。有精卵から初期胚を切り出して数種の成長因子を添加した上で培養し、時間経過を動画で撮影しました。そして中胚葉マーカーをin situ hybridization法により検出し、成長因子の効果を判定しました。インターンシップの5日間でこれらの結果をまとめ、最終日の研究発表会では英語でプレゼンテーションを行い、なんとベストプレゼンテーション賞の1位に輝き、表彰されました。今回のランチョンセミナーでは、その際のスライドや動画を使って、ニワトリの発生には全く馴染みのないプログラム学生にもわかりやすいように、バックグラウンドを解説しながら研究内容を説明してくれました。
当プログラムでは、老人性疾患病態・治療研究センター(指導教官:平澤恵理先任准教授)に所属してマウス海馬に関する研究を行っている鈴木君ですが、今回のインターンシップでは全く体験したことのない手法や研究材料に触れ、また日頃から実験を中心に行っている理学部学生との交流で非常に良い刺激を受けたようです。大変有意義な5日間を過ごしたことがうかがえる報告会でした。鈴木君の研究が今後ますます発展することが期待されます。

  • 活動報告写真(1)
  • 活動報告写真(2)