05 活動報告

2015.04.08

韓国で開催された6th World Congress on Sleep Medicineで3年生の古谷祥吾君が発表しました

2015年3月21日~25日に韓国ソウルにて開催された6th World Congress on Sleep Medicineで、3年生の古谷祥吾君が研究成果を口頭発表しました。題目は「Snoring And Depression In Japanese Population Aged 65 and Over: Japan Gerontological Evaluation Study (JAGES)」です。

  • 活動報告写真(1)

2015.07.10

3年生古谷祥吾君の6th World Congress on Sleep Medicine体験記を追加

6th World Congress on Sleep Medicine体験記

私は、ソウルで開催された睡眠に関する国際学会である6th World Congress on Sleep Medicineにて口頭発表を行いました。発表内容は、いびきの頻度が老人のうつ症状と有意に関連し、特に記憶障害との関連が強いというものでした。質疑応答において、どのような機序でそのような関連が成り立つのかという点が討議の中心となりました。討議の中では、睡眠時無呼吸症候群により引き起こされる脳血管における低酸素血症が記憶能力に悪影響を及ぼすのではないかという仮説が示されるなど、大変議論が盛り上がりました。偶然にも次の発表者が欠席となったため、座長の提案により質疑応答を大幅に延長し、私の演題について議論を深めることになりました。ただでさえ緊張する質疑応答の時間がさらに延びたため、演者の私は受け答えに必死でしたが、結果的には十分な時間をかけて有意義なディスカッションができたため、とてもよい経験になりました。

国際学会の雰囲気は想像していたよりも和やかで、討議の最後に座長が「この長い質疑応答の間、このboyはずっと立って受け答えしていた。これが日本人の礼儀正しさだ」というジョークが印象に残りました。今回の学会発表は、研究のアイデアを得るという点のみならず、英語でのコミュニケーション力を試すという点でも、大変良い機会になりました。今回の発表内容については論文が完成間近のため、今回の国際学会での発表経験を活かし、論文の質をさらに高めたいと考えています。