研究内容

Research Content

私達は、ダイレクトリプログラミング(DR)とin vivo1)遺伝子治療2)を組み合わせたin vivo DR治療の技術を開発しました。本技術は、4つの転写因子3)(OKAP)の導入によって約80%以上の超高効率の分化転換能を特徴とします。
「in vivo DR(細胞運命変換)治療法」は、体内で直接インスリン4)を作る細胞を数日以内に生成でき、血糖値を早急に正常に戻すことができる画期的な治療法になります。これにより、従来の治療法の課題を大きく改善できる可能性があります。
私達の目標は、この画期的な治療法を安全かつ効率的に開発し、将来、患者さんに提供できるよう取り組んでいくことです。

用語説明

1) in vivo

:

「生体内」という意味です。

2) 遺伝子治療

:

遺伝子治療とは、遺伝性疾患をお持ちの思考様の病気を治すために、患者さんの遺伝子を直接修正したり、変える方法です。

3) 転写因子

:

遺伝子の情報を使って細胞内で特定の遺伝子の発現(働き)を調整するタンパク質です。

4)インスリン

:

インスリンについて  リンク先

· ex vivo

:

「生体外」という意味です。

· 細胞治療

:

病気やケガの治療において、患者さんの体内に細胞を使って治療を行う方法です。具体的には、患者さんの細胞を採取し、研究室で処理や培養を行います。その後、患者さんの体内にその細胞を戻すことで病気やケガの治療を行います。

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